人の気持ちの持続性って
完成することそのものにはなくて
いかに未完成を続けられるかだと思う。
完成を急いで急に火力をあげたら鍋から溢れちゃうし
中身を冷凍庫に入れっぱなしにしたら凍ってしまう。
熱しやすく冷めやすい人ってのも
その加減具合が極端なだけで
本来はそのはざまにある
"温かい"くらいがちょうど適温なんじゃないかと。
でも人ってさ
完成しないと、焦ったり不安になったり
それがマンネリ化してるかのように見えたりするもの。
ゴールインとも言われる
結婚なんて特にそうなのかな？
男女が出会って
恋をして、付き合って
そのあと何年経っても"完成"が見えなかったら
こたえは目に見えてるかもしれない。
じゃあ、女風における男女の関係性はどうなのか。
完成か未完成かで言ったら、未完成なんだと思う。
そんなこと言わないでくれと
言われるかもしれないけれど
なにも消極的なわけではなくて
むしろ素晴らしいことでもある。
何かの完成したカタチを目指すわけではないし
お互いによくは知らないし、素性もわからない。
ただ、その分
わかろうとしてくれる気持ちに
知ってほしいという気持ちで応えるような関係性を
ずっと続けていくことができる。
こんなことで笑うんだ、とか
こんなに美味しそうな顔で食べるんだ、とか
こんなことで照れるんだ、とか。
誰かと比べて、でもなくて
自分の方が誰よりもよく知ってる、でもなくて
今目の前にいるその人はここにしかいないんだと
実感して誇れる。
この世界には
そんな温かで未完成な関係が沢山散らばってる。
santuario 響
響の写メ日記
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未完成。響
