気づかないうちに、そう気づかないうちに。
子供と約束した遊園地が
ゲーム機にかわる時。
家族で食べるはずの夕飯が
わずかな残業代にかわる時。
思い出のプレゼントが
お金にかわる時。
徐々に、徐々に
かえが効かない"かけがえのないもの"を
何かにかえることができると思ったその時から
きっと少しずつ何かを失っていく。
情報、モノ、人そのものが
いくら多様性に富んだとしても
時間に押しつぶされ
社会に飲み込まれそうになっても
変わらないものも
変えられないものもずっとそこにある。
ここで過ごす時間も
何にもかえられない時間でありますように。
santuario 響
響の写メ日記
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かえられると思った時から。響