【『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3】- 響(santuario)東京/性感マッサージ

santuario

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響の写メ日記

  • 『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3
    『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3

    『3秒だけ俺の目見ろよ』


    そう言われたあの日に

    私は目で殺された。

    たわいない話で盛り上がってたから

    全てが一瞬で凍りついた感じがした。

    『唾を飲む音ってこんなに鳴るんだ』

    そんなよくわからないことも考えたりしながら。

    あの日から私は

    あなたの虜になった。


    でも今はね

    私が殺されたはずの3秒が

    生へのカウントダウンになってる。

    羞恥心?恥辱?

    そんな言葉

    簡単に捨てられるくらい

    露わになった自分が生まれるから。


    何も見えないように

    目を隠すのがお決まりだから

    全ての神経は

    耳元で囁く声だけに注がれる。

    もしも見えてしまったら

    あなたのその目だけで

    貪り食われてしまうから

    このほうがいいのかもしれない。


    『3、、2、、1‥』


    ゆっくりと焦らすような

    じっとりと弄ぶようなその声で

    気が狂いそうになるほど

    "熱く"なる感覚が湧いてきて

    震えが止まらない。

    滴り落ちてるのも自分でよくわかってる。

    見えないけれど

    きっとあなたは笑ってるんでしょ?

    でも馬鹿にされたっていいの。

    結局欲しくて

    こうしてまた会いにきてしまうんだから


    あなたという獅子に。


    あぁ

    今日も早く数えてほしい。

    3という数から始めてほしい。

    あなたのカウントダウンで

    "0"になりたい。


    santuario 響




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