【猛暑に読む、本当にあった怖い話。】- 麗(santuario)東京/性感マッサージ

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麗の写メ日記

  • 猛暑に読む、本当にあった怖い話。
    猛暑に読む、本当にあった怖い話。

    猛暑に読む、本当にあった怖い話。

    猛暑日を記録した先日の真昼間

    僕は上野駅にいた。

    パンダのイメージが強い街だが、

    その白黒の皮を剥ぎ取れば、

    ドス黒い闇が忍んでいるのが上野という街だ。

    そんなパンダも黒く焦げつきそうな昼下がり

    僕は見知らぬオジサンに声を掛けられた。


    「ちなみに、赤線と青線って知ってる?」


    は?

    え?

    第一声が「ちなみに」?

    そして赤線と青線?

    初老を前にした短髪白髪混じりのオジサンは、

    謎の距離感で話しかけてきた。


    「赤線」

    というワードに嫌悪感を感じた僕は

    無言で首を横に振る。

    (………ブンブンブン)

    (さーーーーっ)

    っと、後退りして

    オジサンから距離を取って逃げた。

    (あれ、コレヤバい奴だよね?)

    という顔をしている僕を横目に

    オジサンが地下鉄に消えていった。


    赤線と青線

    1946年連合軍総司令部の指令によって日本の公娼(しょう)制度は廃止されたが,従来の遊廓地帯と私娼街を特殊飲食店街と呼んで,その女給と任意に行われる買売春は黙認された。 この特飲街指定地域を〈赤線地帯〉といい,これに対し裏口買売春を行う私娼街を〈青線地帯〉と呼んだ。


    俺はどうやら

    越えてはいけない「線」を越えたかもしれない。

    上野駅は古い駅で

    増築を繰り返している為、

    古い場所が所々にある。

    僕はその古い階段の下にいたわけだが、

    今思えば、

    「そちら側」

    の人たちにとっての

    「例の場所」だったのかもしれない。

    或いは、

    オジサンは誰かと待ち合わせしていたのか?

    もしくはガチの売春交渉か?


    上野は古くより

    ゲイタウンとして栄えたし

    江戸時代は

    遊廓の男娼版「陰間茶屋」

    ってやつがあったし、

    今も上野公園の付近には

    そんな場所がチラホラと。


    だから別にソコには何とも思わないし

    好きにしてくれと思うけど

    もし、

    直接的なナンパ?的な交渉だった場合に思うのは

    「赤線と青線知ってる?」

    という第一声は気持ち悪いだろ。

    男女のナンパなら、

    「個室で休憩できるところ知ってる?」

    って言うくらい無理すぎる。

    そこに恐怖を感じた。

    街中でも居酒屋でも職場でも

    気持ち悪い言葉で誘ってくるオッサンて

    多いと思うけど

    ああ、こんな気持ちになるのか、

    としみじみ思う麗でした。

    って言うか俺みたいなデカいやつより

    サントには可愛い系の男子もいるので、

    そちらをお勧めします。




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