【「大空と大地の中で」 】- 麗(santuario)東京/性感マッサージ

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麗の写メ日記

  • 「大空と大地の中で」 
    「大空と大地の中で」 


    私は今

    帰りの飛行機の中

    ニセコ3泊4日

    について振り返っているところだが

    正直にいうと泣くほど感動した

    というか

    羊蹄山を前にして

    本当に泣いたんだよね。


    年始から色んなことがあった

    世間では災害も事故もあり

    個人的には慌ただしくしていて

    息詰まりを感じていた。

    素直に言えば女風でのストレスなどなく

    本当に楽しくやらせてもらってるが

    本業での葛藤が多い毎日。

    組織や仕事ってものを考える毎日。

    そんな時期を狙ったかのような

    ニセコ

    昨年も複数名訪れているのを知っていたが

    興味はなかった。

    ただ今回は強く惹かれたし

    呼ばれたというか

    引力みたいなものを感じた。


    行くと言ったものの

    前日まで現実感がなかった。

    それもそのはず

    あまりにもエリアが巨大すぎた。

    全体像が分からなさすぎて

    想像できていないだけだった。


    想像力が追いつかないからか

    珍しく装備を新調する。

    氷点下の世界観とか知らないから

    アウトドア店で散財した

    と思ったがそれでもギリ足りないくらいに

    北の大地は私の想像を超えてくる。


    2月3日 午前11時 羽田発

    90分ほどで着き

    白い景色に感動

    一つ謎なのが

    新千歳のバスロータリーの壁に描かれた

    E=mc2の落書きは何なのか誰か教えてくれ。怖いわ

    そんなこんなでレンタカー

    1人でハイテンションってやつで走らせる。

    あんまり言ったことは無いが

    1人の時は独り言がかなり多い。

    多分一生誰にも見せられない。

    痴呆症になったら徘徊独り言爺さんになる不安しかない。


    なんやかんや2時間強でニセコ着

    みんなで温泉

    サウナ マジしんどい。

    晩酌もすんで

    方舟の代表さんと朝4時まで

    刃牙キャス。

    世界一くだらないから聞かなくてよかったと思う。


    寝不足で迎えた15年ぶりのスノボ

    あれ

    意外に滑れる。

    多分パウダースノーのおかげだ。

    この後に悲劇が待ってるとも知らずにな。


    ニセコのパウダースノーは世界的にも最高峰で

    セレブが集ってバブリー全開だった。

    ヴィトンの広告や高級ホテルにDJブース

    私が訪れた花園というエリアはチャラ園だった。

    インバウンド需要もあって本当に外国人だらけで

    日本語が通じない。

    思ったよね

    日本語話せよって。

    いや私が悪い

    郷に入りては郷に従えということだ。

    いや日本g、、


    あれやこれやと

    気分上々からの

    スマホ紛失

    詳しくは前回の日記を。


    でも不思議と病まなかった。

    iPadでバックアップがあったのもあるが

    「無礼者が」

    と山に言われた気がした。

    もっと物質的ではない世界で

    自分を解き放てと言われたような。

    そんな前向きな気持ちさえあった。


    翌日は小樽に。

    15年前に訪れた地に再来。

    アルコールランプのシャンデリアをもう一度見たくて。

    やはりよかった。


    突然だが

    私は強い光が苦手だ。

    目の色素も家系的に薄く

    2年前に小さな白内障もあるとか言われた

    今年は病院行きます。

    だからなのか

    昔から火の灯が落ち着く。

    割と皆んなそうかもしれないけど。

    そう言えば今年は焚き火したいな。


    小樽の街並みは観光地化が進みすぎてて

    正直感動は薄い。

    八角というグロい魚が美味しかったけど。

    宿に戻ると代表が満足そうな顔で

    疲れきってた。

    相当過酷で有意義な滑りをしたらしい。

    詳しくは代表に。


    この時点で満喫したなと思ってたが

    不思議な出会いってあるものですね。

    多分だけど

    ニセコで一番ディープな場所に行って

    濃ゆい時間を過ごせました。

    そこで聞いたお言葉

    「観光地とパワースポットの違いってわかる❔

     それはもう一度帰りたいと思える場所だよ」

    確かに小樽にはもう行く気がないけど

    ニセコには帰るのだろう。

    ここで筆舌しきれないほどの事だから

    私だけの思い出にしておこう。

    そして翌朝

    宿からは晴れ渡る雪原にそびえる

    羊蹄山。

    車を走らせて帰路につく。


    北海道という果てしない大きな大地を思う時

    私は松山千春が出てくる。

    特別にファンでもないし世代でもないが。

    おもむろに車のスピーカーにも繋げてもいない

    スマホのスピーカーから直接音楽を流す。

    その音楽は

    音質の悪いスピーカーのくせに

    富士山よりも白く美しい山と相まって

    私の胸を強く打つ。

    まさかニセコに来て

    山を見ながら運転して

    泣くとは思はなかった。

    昨夜に出会った空間には

    自分の幸せとは何なのか

    自由とは何なのか

    そんな事を

    当たり前に考えて追求している人たちに見えた。

    たぶん羨ましいんだと

    15年前に北海道に来た時は

    そんな大人がよかったのに

    なりきれていない自分の未来を

    突きつけられた。

    生きるとは

    死ぬとは何か

    「君たちはどう生きるのか」

    そんな問い掛けも聞こえてきた

    きっと色んな感情が混ざって涙したんだろう。


    ニセコに来て色んな事を試された

    道路にキツネも出てきて轢きそうになるし

    ひいてないけど。

    さすが試される大地、北海道。


    私は旅行先に行くと

    絶対神社に行きたい。

    なぜかお参りしたいし

    お守りを買う。

    今回もそうしたけど

    何故そうするのか

    今回の旅でわかった。

    パワースポットは

    もう一度帰りたい場所と言ったが

    私の旅における神社とは

    「ありがとう」が言える場所。

    その場所に感謝する場所が欲しいんだと

    やっとわかった。


    いいことをされた時

    感動した時

    普段の日常でも感謝できる状態って

    実はとても幸せな事なんじゃないかな。

    その場所がパワースポットになるかは

    来年のこの時期になったらわかるかも。

    ありがとう ニセコ。

    ありがとう 代表、運営。


    最後にこの曲を

    できれば北海道の羊蹄山の前で聞いてみて。

    松山千春

    「大空と大地の中で」

    その中から抜粋

    「生きることが辛いとか苦しいだとか言う前に

     野に育つ花ならば力の限り生きてやれ」





    追伸:渡辺美里のマイレボリューションの「明日を乱すことさ」っていう歌詞も刺さりすぎた。
























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