【たかが野球ボール、されど野球ボール】- 永士(santuario)東京/性感マッサージ

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永士の写メ日記

  • たかが野球ボール、されど野球ボール
    永士
    たかが野球ボール、されど野球ボール

    市が運営する運動場。
    平日はサッカーをする子と野球をする子が
    場所を譲り合いながら練習をしている。


    どデカいホームランを打って
    こんなところにボールが隠れてしまったのか
    ひとつだけ回収し忘れられていた。


    昔、球技大会でソフトボールをしたことがある。


    やっぱりかっこよく活躍したい僕は
    当時通っていた塾の先生に
    バッティングのコツを教えてもらった。


    バッティングの始動は腰からで
    腰を回した後に
    バットがついてくる感じやと
    教えてくれたけど、
    今となるとその先生が
    どこまで野球に精通していたのかは
    思い出せない。
    でもエロを教えてくれたのもその先生で
    エロに精通していたのは覚えている。


    球技大会当日、
    先生の教え通りに腰を意識しながら
    素振りをして自分の打席に備えていた。


    次の瞬間、
    ファールボールが飛んできて
    僕の頭を襲った。
    意識が朦朧としたから
    結局打席に立たずに
    ボール拾いをしていた。


    その時にも校庭の端っこで
    こんな感じで
    忘れ去られたボールを見つけた。


    当時はなんだか切ない気分になったけど
    この歳になると
    さっきまで子ども達が
    野球してたのかとなんとも言えない
    楽しい気分になった。


    野球ボールひとつで
    こんな気分になるなんて
    ええ歳になりました。


    santuario永士




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