【魔法の言葉】- 永士(santuario)東京/性感マッサージ

santuario

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永士の写メ日記

  • 魔法の言葉
    永士
    魔法の言葉

    「怒るでしょうねえ〜」

    って怒る前に言うのずるいですね。
    しかも年配の方がちょっと肩をすくませて
    哀愁を背中に漂わせながら。
    おもろいが真っ先に飛び込んでくるから
    笑ってしまってこちらの苛立ちが削がれて
    いいですよってなる。



    ライスを頼んだら土鍋で炊いた米を
    持ってきてくれるのが売りみたいな焼肉店でした。
    それはどうぞ売りにしてくれたらいいんですけど、
    そうしたことによって
    ちょっとライスを頼むお客さんが多かったら
    一度に土鍋で炊ける米の量なんて知れてるから
    あっという間に無くなる。
    そしてその土鍋の米が無くなった場合の
    差し替え用として用意してた米さえも
    売り切れた時はもうわやくちゃです。
    そう、土鍋でイチから炊くんだから。

    「売り切れたからまた炊き上がったら持ってきます」と
    年配の店員さんに言われて仕方なく待つことに。
    土鍋で米を炊くことに詳しくなくても
    この目の前で焼いてるハラミで
    米を頬張りつもりだった口が
    落ち着きを失うくらいには
    米が手元に届くのが
    遠い将来だということは分かります。

    仕方なく焼肉だけを食べていると
    まさかの事態が起きました。
    米が炊き上がって若い店員さんが
    土鍋を持っているところに
    巨漢男性6人組(なぜか全員メガネかけてた)が
    一斉にライスを注文し始めたのです。
    (いややめてくれ、
    その身体のサイズからすると
    絶対全員大ライスいくやん
    ちゃんと年配の店員さんが若い店員さんに
    まずあのお客さんからいってねって
    言ってますように)

    もちろんそんな僕の願いはすぐに儚く砕け散ります。
    若い店員さんが飯碗にモリモリよそっていきました。
    それに気づいた年配の店員さんも
    そこまでやってもうたら
    もう止められへんという顔をしてる。
    そして僕と目が合うと気まずい表情をして
    若い店員さんから受け取った土鍋を持ち
    こちらに歩み寄って哀愁をその一身に漂わせて
    「怒るでしょうねえ〜」

    その一言と
    三口分くらいしか残ってない米を見て
    逆になんでこんだけ残してんと心の中でつっこんで
    苛立ちも削がれて笑ってしまいました。
    年配の店員さんの勝ちです。



    何を思ったかというと、
    飲食店を経営することがあれば
    土鍋で炊いた米を提供するのは
    やめとこうということです。



    santuario永士




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