美しいものが
美しいままでいることは
俗に言う美学ではない。
僕なんかは
きれいなものを見ると
壊したり汚したりしたらどうなるのか
すごく興味があるけれど
その崩れていく様が
時に美学になったりする。
有名な絵画をシュレッダーにかけて
民衆に問うほど
大それたことではないですが、、、
ちょうどこの季節になると
汗がゆっくりと頬や首筋を伝い
女性の艶かしさを醸し出すのも
その一つ。
『せっかく化粧を頑張ったのに』
と貴女が言っても
『いやいや、崩れた姿が見たいんですが?』
と言いたい。
たまには人工的な冷房で涼むより
窓を開けてもわっとした空気感を愉しみたい。
汗を垂らしてもがいたり
体を重ねればピタピタとなるその音も
さらけ出した貴女の美しさを感じさせる。
そんな日はきっと
暑く、そして熱い一日になる。
santuario 響
響の写メ日記
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汗の美学響