【『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3】- 麗(santuario)東京/性感マッサージ

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麗の写メ日記

  • 『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3
    『 3 』 ー麗と響の往復書簡ー♯3

    か細くも脳に響く吐息は



    私の理性を吹き飛ばす。



    「風速3センチメートル」





    紙切れも飛ばない



    弱く生暖かい



    その吐息は





    私の細い1本の髪を



    3センチほど



    耳の後ろに揺らす程度



    何の力もない風に



    私の理性は何処か遠くに



    飛んでいってしまう。





    「おかしくなりそう」





    自分で言うのも



    可笑しいくらいに



    本能を剥き出しにされた



    台詞が溢れてくる。





    そんな私を横目に



    貴方はどこ吹く風だけど。





    ワザとする吐息も



    本気で息を荒くした後の深呼吸も



    私にとっては台風みたいなもので



    どれだけ堅牢に固めていても



    無駄なのでしょう。





    アナタの腕の中で吹く「微風」は



    私を「私」に変えさせる。





    「解放区」 



    そこで吹く風の強さは



    「風速3センチメートル」







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