【とある雨の日。】- 陽(CINDERELLA TIME OSAKA)京都/大阪/兵庫/性感マッサージ

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陽の写メ日記

  • とある雨の日。
    とある雨の日。




    2020年9月

    とある雨の日、僕はとある先輩と初めて一緒に仕事をした。

    僕がまだ入店して2ヶ月の頃だった

    お客様のご好意で、ランキング一位の仕事内容を見て勉強する機会を頂いた。

    部屋に入って僕は座らされ、ただただ見ていた

    それを機に話す機会も増え、関わる機会も増えた。

    その先輩ともう1人の先輩の3人で一緒にいることが増えた。

    今でも2人とも恩人であり大事な先輩、色んなことを教えて頂いた。

    業界未経験、力不足な自分に対して手取り足取り出来る限り伝えて貰った気がしている。

    2人の先輩は正に「飴と鞭」。

    そんな飴と鞭に育てられた。


    内勤になってもっとふたりとの関係は深くなった気がする。

    会話の数も増え一緒に仕事をする機会も段違いに増えた。

    直接褒めてくれる先輩と影で褒めてくれる先輩。

    オセロのコマのように2人で1人、みたいな感覚だった。

    しばらくして1人の先輩が引退した。

    そしてぼくもそのあと程なくして辞めた。

    やめて半年強たったある日

    戻ってきたら?と声をかけていただいた

    それが嬉しかったのもあり業界に戻った。


    戻ってすぐ、僕と先輩の環境が大きく変わる事態になった。

    先輩がオーナー、僕が補佐。


    「いつかオーナーになる」と言っていた先輩の夢が叶った瞬間だった

    それから先輩後輩というより、オーナーと部下という関係値に少しづつ変わっていった

    それにより言い争うことも増えた、意見が食い違うことも少なくなかった。

    ぶつかることも増えて、言葉数が減ったこともあった。

    でも先輩は嫌いじゃない。でも昔ほど思ったことを言えなくなっていた。

    それは先輩もそうだったみたいで、お互い喧嘩したくなかった。

    今思えばなんとも不器用で子どもみたいな理由ではあるが、それが本心だった。

    いつもいつも仲良し、という訳ではなかったと思う。

    でもいつも1番近くにいた先輩だった

    この店でこの先輩のことは僕が1番わかっている自負がある、と言うぐらい近い存在だった。

    いつも先輩より下の後輩、部下のことを気にかけ、店がというより働いてくれている男の子ファーストで動いていた。

    もちろん大人の事情により思うように動けないことも多くあり、フラストレーションが溜まっているのも理解はしていた。

    だからこそこの人にできない部分は僕が補う、という関係値がしっかりできていた気もする。

    熱量をもって仕事にあたり、先陣を切ってだれよりも前に進む力を持っている、けど少し不安定なところもあるからそれを支えれる人で支えていく。

    綺麗な形だと思っている。



    4年間という長い間、ずっと先頭を走っていた。

    後ろには多くの人がついて行っていた。

    それを僕は先頭の1歩後ろからずっと見ていた。

    自分にはない力なので光って見えた。

    光る、とも少し違う。この人は炎みたいな人。

    この人がいると場が明るくなり、熱くもなる。

    そんな先輩。



    この店を辞めると聞いた時、なんでですか!という感情は少しも湧かなかった。

    ただただ、長い間本当にお疲れ様でした。とそんな気持ちになった。

    この4年、簡単なことではなかったと思う。

    壁が沢山あったと思う。

    壁をよじのぼるより、先輩の後について行く人たちも通れるように壁を壊して前に進む人。

    色んな人とぶつかってきたことも知っているし、1人矢面に立って耐えていたことも知っている。

    知っているからこその、長い間本当にお疲れ様でした。である。

    感謝してもしきれない。


    最初の印象と今の印象はまるで違う。

    知れば知るほどこの人は誰よりも人だった。


    先輩は今日をもって卒業する。

    綺麗に卒業でき、自分もほっとしている。

    明日から先輩のいない事務所は、きっと何か足りないと思うかもしれない

    その点うちには賑やかしが大勢いるので賑やかではあると思うが、きっと何か足りないんだと今の段階でもわかる。


    折れた分だけ光っていた、まるでサイリウムかのように。

    偽物の花は枯れない。本物はいつかそこから無くなる。

    本物でした。



    礼央くん

    本当に本当に長い間お疲れ様でした。

    4年間、お世話かけました。

    沢山ご迷惑もかけたと思います、すみません。

    感謝しています。

    本当に本当にありがとうございました。

    これからの人生にどうか多幸が訪れますように。






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