【気まぐれコラム #246】- 斗真(Re:color piece)東京/性感マッサージ

斗真の写メ日記

  • 気まぐれコラム #246
    斗真
    気まぐれコラム #246

    【気まぐれコラム #246 】


    先日女風バーでカンブリアshoheiくんバースデーイベントにお呼ばれされたので出勤させて頂いた


    イベントは満席で大成功でしたよ^^


    ただねイベントや楽しいことやお祭り事は好きなんだけど
    実はちょっと苦手で…


    理由は2つあってね 
    1つは実はわんさかしてる場所での接客があまり得意ではなくて笑


    うわーみんなトーク、接客上手いなぁと横目で思いながら話してるんだけどね


    2つ目がセラピストの裏側を見ることになるから正直得意じゃないのです




    今回は2部制で、1部と2部の間は30分。
    その間にグラスやシャンパンの瓶を下げたり、テーブルを綺麗にしたり、新しくテーブルをセッティングしなきゃいけないんだけど


    そして2部から出勤するセラピストさんもいるから少なくても5分、10分前には完璧にセッティング完了して、ミーティングを始める準備をするものだと思ってて(特に1部と2部の間にミーティングあるとは聞いてないけどね)


    けどやっぱり5-15分くらいお客様の退店がズレてしまうもので


    19:30以降退店されたテーブルから順番に空いているグラスや瓶を下げるんだけどね、まぁ動かないわけ


    もちろん自主的に動くセラピストさんいたけど、それはごく一部のセラピスト。



    確かに指示はされていない。
    事前ミーティングでもそんな話はされてない

    もっと言えばその仕事をするのは女風バーのスタッフさん。セラピストは接客目的で呼ばれてる。


    けどその日のスタッフは3人で、第一優先が洗い物だからそこにスタッフが付きっきりになるのは当たり前で。



    僕は女風BAR加盟店じゃないから普段出勤しないから、グラスの下げ方、ゴミの集め方、テーブルのセッティングの仕方…正直何も知らない笑
    接客中に『ロックグラスはどれですか?』『お茶の在庫ってどこですかね?』って聞くレベルで使えない笑




    ただあと10分15分で20時のお客様が来られることだけは皆んなわかってる。だから下げられるものはとりあえず下げて、コースターやおしぼりがセッティングされてるテーブルを見よう見まねで同じよう置いていくんだけどさ…



    楽しくセラピ同士で談笑してたり
    タバコやアイコスを吸ってたり
    トイレに行くのは仕方ないね
    退店時間過ぎてるのにお客様と話してるセラピ
    見送りに行って一生帰ってこないセラピ
    途中気付いて一緒に手伝ってくれるセラピくん
    etc...



    知ってる、知ってる
    いいの、いいの


    気付いた人がやればいいだけ
    得意な人がやればいいだけ


    もちろん僕の知らないところで準備や作業をしていた人がいるかもしれないし、口を動かしながら手は動いていたかもしれないし、緊急対応していたかもしれないし、2部に来るお客様対応していたかもしれないし…



    『みんなで片付けたら早く終わるからやろうぜ!』


    みたいなTHEキラキラ⭐︎タイプでもなんでもないから黙々と準備、作業して気付いた人が一緒にやってくれたらいいと思う程度。だからそのセラピスト達を見ても1mmも感情が動くことはないのよ。こちとら慣れっ子だからね



    ただすごいなぁと思うのは時間がスタートしたらきっちりお客様の前で〝セラピスト〟になるんだからある意味プロだなと思ったよ





    昼職の時さ、大掃除の時に社長からトイレ掃除やっておいてね〜って言われて掃除したの。

    終わりましたって報告したら、まぁチェックされるわけ。それでねこんなことを言われたの。


    『お前この便器舐めれる?』


    おぉマジか!と思うわけ。


    『いや…ちょっと…それは…厳しい…かもしれないですね』ってだいたいの人は同じように答えると思うんだけどさ


    『ここ磨いた?ほら汚ねぇな。便器に顔突っ込んで裏側見て磨いたの?』ってはじまるわけ。


    この人本当細かいな…と思い掛けた時に


    『これがお前の仕事レベルなんだよ。自分の見える範囲しか、手の届く範囲しか磨かない、拭かない。便器に顔突っ込んで、便器の裏側見てみ?便所の床に寝転んで上見てみ?それが顧客ニーズだし、それをやるのが仕事だよ』って。



    うわ…この人勝てないなと思った。
    その後便所掃除2時間くらい?やってたら『もういいよ』って止められてみんなで美味しいビール飲んだんだけどさ




    セラピストの仕事って
    『時間内、お客様が求めるサービスを提供すること』だと思うんだけどね。


    ある程度はやる事やマニュアルって決まってるけど


    10人いたら10人要望が違って
    10人いたら10人正解が違って
    10人いたら10人順番が違って
    10人いたら10人距離感が違って
    10人いたら10人優先順位、ウエイトが違って…


    聞いてほしいけど
    出来たら先回りしてほしいし
    スムーズにリードしてほしいし
    けど決めつけは嫌だし
    ちゃんと大丈夫か都度目配りして確認してほしいし
    理想は察してほしいし
    でもやっぱりお仕事感は出さないでほしくて
    一緒に楽しんでほしいのが女性だと思うのね




    それを理解してる人やできる人が売れてる人多いし
    それを俺はやらん!と振り切ってる人も売れてるし

    でも少なくてもそれを理解してやろうとする姿勢が見える人が共通して売れてるのかなと思うんだけど




    お客様の前だけセラピストでいる人って
    女風の予約時間120分〜180分が多いと思うんだけど
    ※DMしてる時も〝セラピスト〟かな


    その時間だけ相手の、お客様のニーズを汲み取って、考えて、察して、行動をする

    それを1日に、1週間に、1ヶ月、1年の積み重ねでしていくと思うんだけど


    じゃあ予約がなかったらただの男。
    ただの山田太郎(本名の例えね)だとしたら


    ニーズを汲み取る力っていつどこで養われるのかな?って思うんだよね




    営業さ、昔してたんだけど。
    売れてる営業マンはお客様のニーズをたくさーん知ってるの。
    なぜならクライアントの悩みや相談をたくさん聞いてるからね。
    だから提案の幅や機転、視点が全然違うんだよね。


    けど売れてない営業マンって店舗や業界の課題や傾向が全くわからない、知らない。
    なぜならクライアントがいないから相談も受けないし、成功事例も知らないし…

    だから新規営業行っても契約が取れない、その負の循環。




    つまり〝セラピスト(源氏名)でいない時〟の思考や行動が〝お客様の前にいる時のセラピストのレベルを形成してる〟と思うんだよね



    四六時中、セラピストでいろとは言わないし思わないけど、普段の自分の行動の延長が〝セラピスト〟だと思う


    だからセラピストのレベルを上げたかったら
    普段の気遣いレベルを上げるしかないと思うんだよね




    会社の冷蔵庫の中って綺麗だよね。
    飲みかけのパックやペットボトルもなくて


    会社のコピー機もさ
    いつも問題なくコピーできるよね



    けど誰かが用紙を補充してくれてて
    誰かがインクを補充してくれてて


    リース会社の人がやってるから
    内勤の人がやってくれてるから
    それがその人たちの仕事だからって思ってやらないのか、そもそも気にも止めたことがないのか…



    用紙の在庫どこにあるか知ってる?
    用紙の在庫を気にしたことがある?
    どこに発注してるか知ってる?
    いつ、どのように届いて
    誰が段ボールから用紙を取り出して棚に入れてるか知ってる?

    てか、シュレッダーのゴミを捨てたことはあるかな?




    そうやって自分の仕事(役割)以外について
    〝疑問を持つこと〟がセラピストの能力を上げる一つだと思う



    女風って男女のクローズな空間だから
    なかなか仕事を、仕事観を知ることがないけど
    そうやって誰かが気付いたら指摘してないと業界の底上げにならないと思う


    それは引退してから言っても遅いと思う
    同じセラピストでいるうちに…



    ってそんなことをお酒を飲まず考えながら
    携帯をポチポチしながら書きましたとさ。


    今日も暑いね。


    おしまい。



    斗真




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