【質問箱回答 #209 】
Re:color piece 斗真です。
すごくいい質問を頂きました『頼る』と『依存』の違いですよね
女風セラピストをする上で僕がとても大切にしていて、
僕の中でも重要なテーマなのですが、綺麗にまとめられませんでした。
つまりまだまだ感覚的にしているところが大きいのかなと思います。
書きながら思考の整理にお付き合い下さいませ^^ニコニコ
頼ると依存。
似ているようで、きっと違うんですよね、頼ると依存って。ただはっきりと境界線があったり、明確に分かれているかというか、曖昧なグレーの幅も大きいのかなと思います。
セラピストに頼るのはいいけど
セラピストに依存するのは多分良くなさそうですよね。
ではその違いは?
怒られるかもしれないんですけど、
僕ね、人によって接客を変えているんです。
えっ?選別だ!ひいきだ!ずるい!って思われるかもしれないですし、それをわざわざ言う必要もないのかなと思うんですけど…
かなり感覚的になってしまうのですが
○めちゃくちゃ共感して肯定してる時
○大丈夫だよ!大丈夫だって!と肯定しつつ、背中を押してる時
○どうして?なんでそう思ったの?と深掘り質問してる時
○そうだよね!でもさぁ…と、使う時
○絶対違う!それは違う!って強く否定する時
○えーもったい!すごい○○なのに!って自分の意見や価値観を押し付ける時笑
○サインを出してるのに気付かないフリをする時
○『みんなにも言ってるんだけど…』って〝みんな〟とか〝他の人〟を強調する時
etc...
それを人によって変えたり、使い分けたり、1人の人にこれを全部したり…
その変える基準や使い分けの明確な理由もすべて感覚的なんですけど、共通しているのは
『その人の可能性を奪わないこと』だと思うんです
僕がそこで何か言ってしまったり、やってしまったり、助けてしまったり、サインに気付いて聞いたり、やったり、過度に支え過ぎてしまうと『依存』が始まってしまうと思うんですね。
もちろん、心も身体も全体重を僕に預けて、もたれ掛かって、受け止めてほしい時ってありますよね?赤ちゃんになりたい、人間以下になりたいみたいな
そういう時は無条件で、理由を聞かずに、ただただ受け止めてあげて、包んであげて、全肯定しています。
けどね〝ずっと〟はしないんです。
お客様側の調子がいい時やエネルギーがある時、いい雰囲気やいい空気をまとっている時。あとなんだろ?んー感覚です笑
そういう時は全肯定ってよりは、真横にいたり、後ろから支えてるイメージです←ついにイメージって言い出した笑
自転車で言うとね…えっ自転車!?
自転車に乗って漕いでるのがお客様だとしたら、
僕は補助輪だったり、ギアになったり、後ろから押したりするんです。もちろん基本は僕が前に乗って自転車を漕ぐんですよ。
ん?
基本的に僕が前で漕いで、お客様が2ケツ(自転車の後ろに座ったり、立ったりする2人乗りを2ケツって言います※違法ですので良い子は真似したらダメだよ)して後ろに乗ってお話ししたり、時々自転車から降りて、ベンチに座ってお話ししたり。
自転車から降りて、押しながら歩いたり。
調子がいい時はお客様が前で漕いでもらって、2ケツで僕が後ろにいてお話したり、自転車を後ろから走って押してあげたり、転けないように補助輪役になったり。
あれ?伝わるかな?
僕がね、ずっと、ずっとですよ?
前で漕いでたらダメだと思うんです。
その方が早いし、進む、お客様も楽だし、その為にお金払ってるだから!!ってなると思うのですが…
例えばね←おいおいイメージとか例え話ばっかりじゃん笑
例えばね!笑
坂道の時は、お客様が前だと漕がなくても前に進むから楽ですよね。
その時に僕が前で漕いだらダメなんです。
つまりお客様の可能性(自立、成長、気付き、自信、楽しさ、感動、変化、幸福、充実etc...)を奪ってしまうから。
依存って〝それ〟がないと不安だったり、怖かったり、やめたいのにやめられなかったり、イライラしてる状態を指すと思うんです
アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存…
人への依存、彼氏や恋愛。
そして女風依存もあるのかもしれませんね
その依存してる状態、依存している関係性って
常にどんな時も、いつでもセラピストが前で自転車を漕いでいる時だと思うんです。
いやいやそれが仕事だろ!
その為にこっちはお金を払ってるだよ!
もちろんその通りなんです。
その通りなんですが、じゃあセラピストがもし自転車を漕ぐのをやめたら?
そう、進まないんです。
セラピストなしでは進まない状態、かつお客様も漕ぐ気が一切なく、誰かがいないと1人では自転車を乗れない人(乗れなくなった人)を僕は依存だと思うんです。
そしてね、一番怖いのが
お客様が漕ごうとしてるのに、漕ぐことができるのにセラピストが〝それ〟を奪って、常に漕いでしまうことなんです。
いやいやそれが仕事じゃん。
いいじゃん、それでお客は楽なんだから
その為に女風を使ってるんだから!
そうなんですが、問題はセラピストが漕ぐ理由なんです。
お客様から必要とされたい
お客様に褒められたい
漕いで仕事をしてる気になりたい
自分が漕げばお客様は漕ぎ方を忘れて、僕が漕がないと進めなくなるから
お客様は本当は漕げるのに、セラピストが〝優しくて〟ついつい前で漕いでしまう
etc...
つまりセラピスト自身がお客様の可能性※を奪い、セラピスト自身がお客様に依存(お客様を利用して自身の自尊心を満たそうと)している状態が一番怖いと僕は思うんです
※可能性は上記を見てね
頼るっていうのは
自転車を漕げる人、漕ぐ意思がある人だけど〝一時的に〟漕いでもらうこと
依存っていうのは
自転車の乗り方がわからないし、乗り方を覚えようとしない人、漕ぐ気がない人、誰かに漕いでもらわないと進めない人、自転車がないと、乗ってないと不安な人だと思うんです。
毎日自転車漕いでて疲れたから、漕いでよ!はいいと思うんですね
自転車を漕いでて、壊れたから直してくれない?その間に休むから直ったらまた漕ぐね。けどちょっと疲れたから、上り坂や直線は漕いでくれない?下り坂になったら教えて、私が漕ぐから
最近自転車乗ってないから乗り方教えてよ!忘れちゃってさ…
あと2ケツ(2人乗り)もしてみたかったんだよね!坂道で2ケツしたら気持ちいいだろうからやってみたい!でも坂を下ったら湖があるからそこからは私が前で乗ってみたいから後ろから支えてて。
これが頼るってことだと思うんです
既に依存している人や依存傾向にある人、依存を求めてる人は
○自転車最近乗ってる?って毎日連絡がほしい人。その連絡がないと不安になってしまう人
○最近新しい自転車発売されたんだけど、○○ちゃんに似合うと思うし、俺と乗ったら楽しいよって連絡が嬉しくてつい何台も自転車を買ってしまう人
○自転車に乗るのは月1でいいのに相手に流されて毎週、週○日乗ってしまってる人
○1人で乗れるのに『俺が漕ぐから!』と漕がせてくれない。結果、乗り方を忘れてしまいその人がいないと乗れない人
○ずっと後ろに座ってるだけでいいからね、俺がずっと前で漕ぐよと言われ、誰かに漕いでもらわないと漕ぐのが面倒になってしまった人
○自分で自転車を漕いでるのに、後ろから押す力が強くて相手に押してもらってると勘違いして感謝したけど、本当は自分が漕いでるから進んでる
○毎週、毎日自転車乗ってないと、乗らないとダメだよと煽(あお)られ、自転車に乗っていないと不安になってしまった人
etc...
だいぶ違うかもしれないけど笑
そして、そろそろ自転車の例えもうやめて!ってなってる頃だと思うけど、これが幾つか当てはまる人。
〝その人〟がいないと進まない、もしくは〝自転車がないと進めない人〟 〝自分では一切漕ぎたくない人(漕げなくなってしまった人)〟〝1人では自転車に乗れない、1人だと不安な人〟が依存してる人だと思います
自転…いやだから自転車の例えはいいよ!
『女風で例えろよ』と声が聞こえてきそうなので
つまりね、お客様が【頼る】と【依存】を明確にしていたり、ラインを引いたりしている事も大切だと思うのですが、セラピスト自身が見極めたり、適度に距離を取ったり、お客様との距離や言葉、関係性の調整が出来る、またはそれを試みていることが大切だと思うんです。
じゃあそのセラピストの見極め方は?
難しいですね(´・ω・`)
正直僕だって手探りですし、正解がわかっていたり、意図的に変えたり、調整が出来ているわけではありません。
そもそもこれが正しいのかすら…
でも、ただ一つ言えることは〝お客様の可能性を信じていて、それを奪わないように〟僕はしています。
人には自然治癒力ってあるんですね。
皮膚に傷が出来たら治ったり
骨が折れたら骨がくっ付いたり
口内炎が出来たら治ったり…
本来、人って自由で、無邪気で、好奇心旺盛で、明るくて、優しくて、エネルギッシュで、魅力的で…
でも挫折や度重なる失敗、トラウマ、暴力、異性トラブル、言葉のナイフ、失恋、裏切りetc...で自信を失ったり、自分が嫌いになったり、上手に笑えなくなったり、人や自分を信じられなくなったりしますよね。
僕は、女風利用やセラピストとの関わりの中で
思い出したり、気付いたり、新しい発見があったり、出来ない事が出来るようになったり、取り戻せたり、手放せたり…
そんな可能性がたくさん秘めていると思ってて
その可能性(成長、伸び代、自信、気付きetc)を奪いたくないんですね。
自分で、自分の力で、自分の足で、自力で勝ち取った、見つけた、発見したと思ってほしいんです。
そんなの理想論だよとか
私はぜーんぶセラピストにやってほしいの
お姫様扱いしてほしいの
成長とか変化とか望んでないの
難しい事はいいから全部全部全部やって!
いつも全肯定して、一回も否定しないで!
って方もいると思います。
思いますが、僕との時間や出逢いによって転機(きっかけ)になってほしいと思っています。
だから
気付いてても気付かないフリをしたり
代替え案を一緒に考えたり
ワガママ言うように練習したしたり
質問を投げ掛けて深掘りしたり
妥協点を一緒に探したり
無条件に全肯定したり
絶対にそれは違う!って否定したり
価値観を押し付けたり笑
色々しています。
それが正解なのか、正しいのか正直わからないのですが…
とりあえず僕がいなくても、いなくなっても自分で、自分の足で自転車を漕げるように、乗れる楽しさを、乗れたらどんな可能性があるのか、どんな景色が見えるのか、自転車の素晴らしさを、自転車がなくても進む方法を今一緒にいる時にあーでもない、こーでもないって〝エロいこと〟をしながらしているのが斗真です。
あれ?質問なんでしたっけ?
まぁとりあえず、難しいことは考えず、自転車屋さん(女風じゃなくなってる笑)に来て相談してみて下さいって事です。
とりあえず自転車置いて、まずお酒飲みましょっか!
ってなるのが女風ですし、お酒飲めなくてもセラピストが上手にリードしてくれます^^
自転車、自転車言ってたら、なんだか自転車に乗りたくなってきましたね雨ですけど( ´艸`)笑
青春時代にしていた、または出来なかった
『自転車の2人乗り』
僕と、しませんか?チャリンチャリン〜♪
斗真
斗真の写メ日記
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質問箱回答 #209斗真