YOSHIKIです
TAKUYAさんが今日は "ハグの日" と日記で紹介していました。
僕は "吐くの日" かな?と思っていたので、唐突ですが初めてお酒を飲んで吐いたエピソードをご紹介します。
✄- – – – – – キ リ ト リ – – – – – ✄
《チッチッチッチッチッ…》
キッチンに響くガスコンロの点火音、あれは16歳の夏の夜のこと、YOSHIKIは親の目を盗んでお湯を沸かしていた。
当時、兄は彼女(今の妻)と同棲をしており、母子家庭の俺は母親と祖父と3人暮らしだった。ジイは18:00には夢の中なので、実質夜は俺とオカンの時間だ。
オカンがシャワーに入った隙にバレないようにコッソリ沸いたお湯を水筒に詰め、忍者のように階段を駆け上がって自分の部屋へ向かった。
部屋のテーブルには先ほど原付をフルスロットルでぶっ放して買いに行った、いも焼酎【黒霧島】が堂々とそびえていた。
当時高校2年生の俺は週に3〜4回居酒屋でバイトをしていた。その時に焼酎を水のように飲みながらフライパンを振り回し、美味しい料理を振る舞う店の大将に憧れを持っていた。
『か、かっけぇ〜』
当時の俺は完全に厨二病だった。お酒が飲める=かっこいい。この方程式が出来上がっていたのだった。
お酒初心者の俺は家で【酒トレ】をしようと決意したのだ。
夏の夜になぜ【お湯割り】をチョイスしたのかは記憶にない。多分飲み方を知らなかったのだろう。
『九州の男は5:5』
バイト先のお客様に焼酎の割合はそう聞いていたので、俺もコップいっぱいに黒霧島とお湯を半々に入れた。
『ゴクッゴクッゴクッ』
謎の漢気でイッキ飲み。
『まずっ…』自然と言葉が口に出ていた。あの変なものが鼻を抜ける感覚は今でも覚えている。でも酔ったりはせず
『なんだ、こんなものか…』
俺は2杯目を同じ分量でコップに注いだ。しかしなかなか手が進まずその10分後、窓を大開放して体半分を投げ出し
『オエエエえぇぇぇぇぇぇぇエエ〜〜〜!!!』
町内に響き渡るほどの轟音を放ちながら嘔吐した。
そして気づいたら冷め切ったコップと朝の日差しが差し込む部屋で起床し、いつものように通学の準備を進めたのでありました。めでたしめでたし
Fin.
YOSHIKIの写メ日記
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今日はなんの日?YOSHIKI