言った側は覚えていなくても、言われた側は深く心に刻まれている。
嬉しい言葉も。
辛い言葉も。
特に心が傷付いた言葉はなかなか消えてくれない。
そして消えることは一生ないんだと思う。
この楔のように心に刺さった言葉に振り回されている人はたくさんいる。
悪口を言った人を恨み続けたり。
容姿を貶されたことが気になって人前に出るのが嫌になったり。
人間性を否定されて自分に自信が持てなくなったり。
言われたことを覚えていなかったとしても、言葉の楔は心に刺さり続けて影響してくる。
この言葉の楔を抜く方法はただ一つ。
許して手放すこと。
悪口を言った相手をどれだけ恨んでも相手は覚えてすらいない。
それなのに恨んで恨んで、憎しみながら生きても自分が辛くなるだけ。
もう憎しみながら生きる自分を許してください。
容姿を気にしてしまう自分を許してください。
自分の人間性を許してありのままの自分を受け止めてください。
「許す」と言葉でいうのは簡単ですが、実際にやることは難しい。
まずは許せていない自分に気付くこと。
そして許せないことを人に話すこと。
それだけで心に深く刺さった楔が少し抜けやすくなる。
許せないことを人に話すのも勇気がいると思う。
辛かった思い出、感情にまた向き合わないといけないから。
1人で向き合うのは怖くても一緒に向き合うから大丈夫。
言われた言葉は消えて無くなりはしないけど、心に刺さった言葉の楔を捉え方を変えて心が痛まないようにすることはできるから。
心無い言葉を言った人への1番の仕返しは、見違えるくらい幸せになることだよ。
Jewel Box 手塚翼
手塚 翼の写メ日記
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言葉の楔手塚 翼