Xの方でも少し触れたけど、ある界隈で伝説と言われる、一度は会ってみたかった方に今回とうとうお目にかかることができた。
こういう喜びはなかなか言葉にならない。
でも、その場所を含めた歴史や蓄積に触れられたような気がして…
月並みな表現になるけど、とにかく感動した。
その方曰く
「自分はずいぶん遠回りな道を選んできた。
小さなコップに水を溜めるのは簡単だ。
ひとつのことをずっと続けていれば、そのことは当然上手くなる。
でも、それ以外のことは、何にもできないままだ」
「それに比べて、自分がやってきたのはプールに水を溜めるようなもの。
水位はほんの少ししか上がらない。
でも、続けていれば水は溜まる。
気がついたときには、何でも受け容れられる分量の水が溜まっている。
何もかもが見え、何もかもができるようになっている。
でも、何かができる瞬間なんて、自分でも分からないんだよ」
凡人には想像も付かないレベルに達する人間とは、こういう人なんだと思う。