【質問箱芸人の戯言 #53】- TAKAHASHI（女性用風俗amen)東京/性感マッサージ

仮に新たな顧客層の大量流入があったとして、基本的には何もしなくていいと思います。

好きピさんとやらに打診が殺到して予約が取りづらくなったり、またお店が打ち出すキャンペーン等によっても拍車がかかることもあると思いますし、そうなったらなったで、ピは新規客を自分・店のファンにしてグリップする努力をしなければなりませんので、一時的に既客の皆さんが割を食うこともあるかもしれません。その現実は受容せねばなりません。

が、ピも店もそれなりにわかっています（わかっていない人もいるかもしれませんが）。
大量流入しても、それが物見遊山程度のモチベーションで継続しない方も多数いるであろうことを。

静かな地方都市が人気ドラマの長期ロケ地となり、聖地巡礼するファンが押し寄せたことによって、そちらの刈取りに注力するフェーズもあるでしょうが、それでも地場の人に向けた堅実なビジネスは捨てないことが殆どです。
Ｗ杯の時だけスタジアムやスポーツバーに赴くライトファン層もその瞬間はビジネスチャンスなのでしっかり刈取りします。
一時的な経済効果は生むけれどゴミや交通マナー等で現場を荒らされる、というデメリットもあるし
にわかファンの作法を知らない動きにモヤモヤする古参ファンの姿もありますが
それは一時的なことだし、しっかりと定着した顧客層は捨てません。よほどの革命が起きないかぎり。
そして、そんな中で集まり参じた新規顧客層の中にも後に長くご愛顧いただける方が出てきます。
「きっかけはドラマだった」だけだし、タイミングは違えど質問者様と同じ立場になります。

文芸も、スポーツも、エンタメも、ホビーも、風俗も、時に予想外の大きなムーブメントが起きるものですし、限られたリソースで、そのムーブメントをチャンスに変えねばならない場面はビジネスをしていれば必ずあることなので、ここで泡食って不満を吐露して足を引っ張ってしまうと、むしろ質問者様の臨む平静から遠ざかってしまいます。
こういう時、古参はどっしり構えているしかないのです。