【.*・゚さとみ映画レビュー】- さとみ(santuario)東京/性感マッサージ

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    「余命10年」

    死を綺麗に描く映画。
    小松菜奈さんが余命宣告をされている役ということで
    ある程度ハードルは上げて鑑賞したが
    それを遥か超えるものだった。
    こういう主人公が死んでしまう作品って
    結構あるんだけど
    どの物語もネガティブなことをいったり
    何処か人間らしくないくらい死に対して
    怖さを感じなくて、残るものたちを
    変えて死んでいくという話が多くて
    少し綺麗事な感じがしたがこの話はそうではなく
    死という莫大な不安や恐怖に向き合っては居るが
    何処かそっぽを向いて逃げたり怖さを感じる場面が
    あった。これがリアルなんだろうなぁと思った。
    そんなに人生綺麗事ばかりじゃない。
    ああいう人間くさい部分も沢山あるだろうし
    おそらくかずくんとまつりちゃんは
    共通部分が沢山あった。
    まつりちゃんは
    20歳の時病気を発症してそれから
    病院という狭い鳥かごしか知らない。
    かずくんは
    親の七光りがいやで
    東京に逃げたが仕事が上手くいかず
    死という最大の逃亡を図ろうとしていた。
    そんな2人が同窓会でばったりと出会った。
    周りは成長している、世間に揉まれ色々な問題を抱えて家族ができたり出世したり。。。
    だけど2人だけ時間が止まっていた。
    そんな2人の出会いは運命だった。
    松重さんのお父さんや黒木華さんの
    本当はめちゃくちゃしんどくて泣きたいのに
    妹のために涙を必死に堪えて無理して笑顔で元気にいる。凄く周りのキャストから温もりを感じて
    2時間がその世界に没頭できた。




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