あったかいと思ったら寒くなって、寒いなと思ったら暑くなって、毎年この時期になるとよくわからない気温の変化に悩まされます。
「春なら春らしくしてくれ」と、心の中でふと思いますが、そんなこと言われても向こうは困ります。なぜなら、春とはそういうものだからです。
そしてふと、「春らしくしろ」と思ってしまったことを後悔します。らしくってなんだよ、と春は思ったでしょう。
〇〇らしく。これは男性も女性も、大人も子供も言われてきたことでしょう。僕も言われてきました。男らしくしろ、大人らしくしろ、もういい歳なんだから、etc.....
それでも僕はまだマシなほうです。なぜなら男性だからです。この社会は男性より女性の方が「〇〇らしく」を強制されやすい世の中です。女性らしく、母親らしく....とまあ色々と。
一昔前は女性用風俗なんて言葉は聞きませんでしたが、今は女性用風俗の存在はたくさんの人に認知されています。意見はいろいろあると思いますが、個人的にそれはいいことだと思います。
女性だって性欲はあるし、精神的にも肉体的にも満足したいと思っている人はたくさんいる。
ストレス発散のひとつとして女性用風俗を利用することで、オキシトシン(幸せホルモン)も出て美しくなれる。その結果、夫婦仲がよくなったという話も聞く。
そういったことを無視して、「男は外で遊んで、女は家を守る。女が外で男と遊ぶなど言語道断」的な化石のような考えを持った人が世の中にはまだたくさんいる。
女性に「女性らしさ」を強制する人は、女性用風俗を認めないでしょう。たとえその人が週3でソープに行っていたとしても。
ここで冒頭の話に戻りますが、僕は春に向かって「春らしくしろ」と思ったことを心より謝罪したいと思います。大変申し訳ありませんでした。
暑くても寒くてもけっこう。「こうであれ」というのは、こちらの勝手な押し付けでした。
今回の失言を真摯に受け止め、これから訪れる「夏」「秋」「冬」にも敬意を持って接したいと考えております。
が、しかし五月末ごろから訪れる「梅雨」に対してだけは「春なのか夏なのかなんなのかはっきりしてくれ」と申し伝えたいと考えております。
鏡花の写メ日記
-
○○らしくという発言に対しての謝罪と反省鏡花