【優しい別れ #156】
ほとんどの方は
お別れを経験した事があると思います。
相手から告げられた突然の別れ
話し合った上での納得の別れ
お別れをちゃんと言えなかった後悔の別れ
そして自ら告げた別れ
『自ら告げた別れ』の理由はきっと様々
好きじゃなくなったから
他に好きな人が出来たから
今の私にとって必要じゃなくなったから
一緒にいるのが辛くなったから
苦しくなったから
相手が変わってしまったから
自分を大切にしたいから
今までの時間や思い出を大切にしたいから
これ以上嫌いになりたくないから
相手の嫌な一面をこれ以上見たくないから
相手に気付いてほしくて
etc...
別れる理由を聞いても
オブラートに包まれていて
結局、本当の理由はわからないまま
ただきっと〝優しい別れ〟もあると思う
相手の為の別れ
相手を想った別れ
お客様とセラピスト
お客様が離れる時
中には〝相手の為を想った優しい別れ〟も
あるんじゃないのかなと思います
離れることで気付いてほしくて…
言い合うことも大切
とことん話し合うことも大切
ただ
〝違う！違うの、そんなことを言いたいんじゃない〟
〝あんただって！(あなたなんて言ったことないのに…)〟
〝この人そんな顔するんだ…そんな顔見たくなかったな〟
〝えっひどい。そんな事思ってたんだ…〟
〝売り言葉に買い言葉なのはわかってるけど、そんな事言わなくても…〟
〝この人。そんな風にずっと思ってたのかな？〟
言い合うことで
出逢った事、好きになった事を後悔したり
好きな人の見たこともない表情や形相を見たり
今までの時間や言葉は一体何だったの？と分からなくなったり…
思ってもない言葉が出たり
何の為の話し合いなのか分からなくなり
お互いを傷付けるのが目的になり
最後はボロボロに…
好きになった事や一緒にいた事さえ後悔し
過去の思い出も全部なしにしたくなる
そんな結末を迎えるのではあれば
好きな人のまま
大切な人のまま
憧れの人のまま
一緒にいた時間をふと思い出した時に
今ならまだ心が温かくなれるから
だから別れを告げるの。
そんな選択もあると思う
ただどんな理由や
どんな意味であっても
何年セラピストをしていても
やっぱりお別れは悲しく、そして淋しい
それはセラピストである以上
変えることの出来ない悲しい事実
悲しい事実だからこそ
最後は優しさであってほしい
好きだからこそ人は悩む
もし悩まなくなった時、それは完全に冷めた時
冷めてからの
冷めるまで待っての
別れもまた一つ
ただ別れは決して〝嫌い〟だけが理由ではないと思う
好きだから別れる。
好きなまま別れる。
好きなうちに別れる。
そんな優しい別れもきっとあると、僕は思います
斗真
斗真の写メ日記
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優しい別れ #156斗真
