山田福（ホストロイド）穏やかな見た目からは想像できない！超破天荒なキャスト＜インタビュー＞

トリリンガルで特技がゴンドラ漕ぎ。趣味がベネチアングラスに自転車etc.⋯。特技&趣味が大渋滞しているうえに、私生活が全く見えない！

『ホストロイド』で一番謎に包まれているロイド(※ホストロイドでのキャスト呼び方。以下同)の山田福さん。じつはかなりぶっ飛んだ人生経験の持ち主なんです。その素顔を探るべく、Kaikanはロングインタビューを敢行！　ちなみにインタビュー後、ブラロイド(キャストの紹介動画)の撮影とのことで代表の橘聖也さんも同席。山田さんについて聞いちゃいました！

純情な少年から紆余曲折、ホストロイドにたどり着きました

――すごいプロフィールですよね。どこから聞けば良いのか（笑）。まずは、この仕事を始めたキッカケから教えてください。

山田福20歳の頃、ホストクラブに勤務していて、そのときに「もっとホスピタリティを学びたい」と思ったのがキッカケです。今はこういうお仕事をしていますが、昔は女性がめちゃくちゃ苦手で。呼吸困難になるくらい喋れなかったんです（笑）。男同士でワイワイやっている方が楽しかったんですよね。女性に対しては「話しかけるな！」とまで思っていましたから(笑)。

――そんな純情な少年がなぜ箱ホストを？

山田福高校卒業後、学費を貯めるために上京したので、当時はホストが一番稼げると思ったんです。社会経験ゼロだったので、テーブルマナーから女性への接し方など勉強させてもらいました。

――いままで女性と接してこなかったから大変だったのでは？

山田福そうでもなかったですね。上京して最初のバイトがAVのADだったので。－え⁉︎　初めてのバイトがAVのAD⁉︎友達経由で紹介されて日給１万円でした。地元のバイト代に比べたら良いお給料だったんです。何も考えず引き受けたら、男優さんが50人くらいいるぶっかけ物で(笑)。業界の中でもハードな現場でしたね。その人たちを順番に並べたり、誘導しました。

――まともにお付き合いをしたことのない18歳の少年にはかなり衝撃ですよね？

山田福ええ。汚されたと思って泣きながら帰りました(笑)。

――でも、その経験があって⋯

山田福女性への免疫が付きました。苦手意識もなくなり、話せるようになってから、もっと深いところで関わりたと思ったんです。

――そして去年、ホストロイドさんに応募。どこに惹かれましたか？

山田福検索した中で HPが一番しっかりしていたんです。また、一次審査では約16個の質問に答えるんですけど、これが企業の面接みたいで、１日しっかり考えなきゃ全部回答できない。大変なんですけど、逆にここまで聞いてくれて、料金体系もロイドのことをすごく考えてくれているのが伝わったので、働きたいと思いました。

山田福さんとはいったいどんな人？　キャラに迫ります！

――HPのプロフィールによるとイタリアに詳しいようですが。

山田福小学校の頃。親がベネチアングラスを買ってきてくれたんです。初めて見たときに、「きれいだな」と同時に「作り方がわからない」と思ったんです。それがずっと気になっていて、20歳過ぎの頃、体験工房に行きました。すごく面白くてハマりましたね！　７年通ったところで、ベネチアングラスの本場、イタリアのムラーノ島にある専門学校に通いました。１〜2ヶ月、日本とイタリアを行き来しながら様々な技術を学びましたよ。

――そこで、特技のゴンドラ漕ぎも覚えたのですか？

山田福ムラーノ島って、島が点在していて、ゴンドラでしか移動できないんですよ。学校が休みの日に海を眺めていたら、ゴンドラ漕ぎのおじいさんに「乗っていくかい？」って声をかけられて、漕がせてもらったんです。

そこから「明日も来なよ！　教えてあげるから」となってゴンドラ漕ぎを覚えました。後から知ったのですが、引退されたのですが有名な方だったんです。その人経由で、現役のゴンドラ乗りを紹介してもらったので、イタリアへ行くたびに教えてもらっています。

――イタリア語は最初から話せたのですか？

山田福行く前に日本でレッスンを受けました。あとはひたすら独学。英語と似ている部分もあるので意外にすんなり入ってきました。

――英語の勉強を始めたキッカケは？

山田福16歳の頃、親に「泊まり込みでテスト勉強をする」と言って、学校には「風邪ひきました」と国際電話かけて、４日間オーストラリアのケアンズをひとり旅したんです。

――ちょっと待ってください！　16歳で親に内緒で海外ひとり旅⁉︎　なぜそんなことを？

山田福うちの高校って修学旅行がなかったですよ。だからその代わりにって⋯。学校は一回も休んだことなかったんで、あっさり了承してもらいました。でも、冬休みの前に行ったので、めちゃくちゃ日焼けしてバレましたけどね(笑)。

――なぜオーストラリアだったんですか？

山田福地元が雪国で寒かったので。それだけです。あと、ちょうど安かったんで。13万くらいですかね。この頃から英語が楽しくなって独学で勉強を始めました。旅行中、現地の人に教わったりもしましたよ。

――かなりの度胸ですよね。ちなみにプロフィールによると、自転車もすごいらしいじゃないですか。

山田福前職がテレビのお仕事で、報道局にいた頃、周りが自転車に乗っていたんですよ。そうなるとすすめられるじゃないですか。

最初はそんな時間があるなら寝たいし、電車で事足りているからいらないって思ったんです。さらに、埼玉の奥地に引っ越したばかりだったので、自転車で都内まで通うはキツイなって。

――埼玉の奥地から都内まで自転車通勤しようとはあまり思いませんが(笑)。

山田福でもまぁ(笑)、とりあえず安いやつを買ってみたんです。家から仕事場まで行ってみると片道２時間半。距離にして４０キロ弱あったんです。で、往復。

道に迷うし、体もキツイって思ったんですけど、１週間続けたら慣れてしまって(笑)。そこから徐々に電車に乗る時間と変わらなくなったんですよ。体力もついてきたので、自転車で通うようになりましたね。

――なかなか破天荒ですよね。行動するとき、怖くなったりしないんですか？

山田福基本、考えないですよね。ネガティブな気持ちがないんです。「できない、やらない」理由って根拠のないものじゃないですか。だったら「できる、やる」理由を考えた方がいい。悩んでいる時間がもったいないので！

――最後にKaikan読者にメッセージを！

山田福ホストロイドの癒し系なので、疲れを癒す自信はあります。また、お望みの方にはベネチアングラスをプレゼントするので、一度お会いできたら嬉しいです。気軽にメッセージいただけたら必ずお返しますので、メールからでもお気軽に。お待ちしています！

代表・橘さんから見た山田さんの魅力は？

社会人として色んな仕事をして、たくさんの人と出会い、多くの経験を積んできているロイド。コミュニケーション能力も高いので、心配せずに送り出せる存在です。

また、すっごく気が付くんですよね。研修後に打ち上げをするんですけど、そういう場面でも彼は気を使って他の男の子に話しかけてくれる。お兄ちゃん肌なんだけど、同じ目線に降りて話ができる。フラットさがすごいんです。なのにとんでもない行動力があり、ちゃんと戦う。誰しもが、そこに惹きつけられるし、魅力を感じると思いますよ。