当方美しい日本語が大好物なのですが(これが理由で短歌なども好きです)、アカギ第三話「異端の策略」での一節は近年稀に見る美しい日本語だなと感じました。
「束の間見えた萬子はカンに溶け天に昇った」
八木に見せつけるようにアカギが倒した単騎待ちの萬子。だがしかしそれは偽装で、実はその前の四萬のカンの一つを本命の待ちであるドラの四索と入れ替えており…
まあストーリーはさほど重要ではないです。もし写実的に表現するとしたら、
「束の間見えた萬子はカンに消えた」
で良いのですが、敵を鮮やかに欺いた様を冒頭のように印象的に表現していると考えるととてもエモいですよね。
さて、中イキ開発をはじめとする性感開発の話に移りますが。
『写実的にのみではなく印象的にも女性に説明する』
ことが大事であるとTAKUMAは考えています。
女性にイクという事象を「骨盤底筋群が…」「緊張と弛緩が…」と写実的にのみ説明しても、理論的に理解できこそすれ、その思考と身体をリンクさせるのは女性側からしたら容易ではない場合が多いです。
そのため自分は「イクということはコップで例えると…」「ジェットコースターを想像してみてほしいんだけど…」と印象的にも説明するようにしています。
オーガズムとはつまるところ、完全なる科学ではなく思い込みが主成分なのです(雑でフワっとした説明)
写実的な理論というモノクロの線画に、印象的なイメージで色づけ、思い込みをインテレクチュアルでカラフルにし、オーガズム体験に導くのがTAKUMA流の性感開発になります。
この前ツイキャスでエモ性感とは何か、という話になりましたが、これが一番適当な説明になるかと。