【『人は分かり合えない』】- リヒト(女性用風俗帝 東京本店)東京/性感マッサージ

女性用風俗帝 東京本店

東京/性感マッサージ/関東圏出張可能

「Kaikan(カイカン)を見た」とお伝え下さい!
080-4403-5354

リヒトの写メ日記

リヒト

リヒト  (33)

プロフィールを表示

  • 『人は分かり合えない』
    リヒト
    『人は分かり合えない』

    おはようございます。
    帝のリヒトです。

    僕は漫画が大好きで、人生の大切なことは大体漫画から学んだタイプなのですが、そんな僕のバイブルの一つ「MASTERキートン」の中から、一生忘れられないだろう、と感動した話をご紹介します。

    MASTER OF LIFE(人生の達人)をテーマに、「考古学者」「探偵」「元SASサバイバル教官」など、様々な顔を持つ主人公の平賀=キートン・太一の活躍と共に、話ごとに登場する魅力的な人々のドラマも描かれている漫画です。

    第4巻 『喜びの壁』より抜粋します。

    ───────────────────

    それはスコットランドのフィオン村に遺された、修道院跡に存在する壁である。
    聖フランチェスコが築いたその壁は、弟子達に静寂と安らぎを与えるために設けられ、“喜びの壁”と呼ばれていた。

    その村に住むドナルド・ベインは4年前、最愛の妻を亡くし酒に溺れる日々を過ごしていた。
    ある晩、ちょっとした気まぐれから “喜びの壁”を訪れると、その壁の前には一人佇む修道士のライアン。
    ベインはライアンに自らの苦悩を打ち明ける。


    「全てを分かり合える女だった。彼女が死んだら、生きていけないと思っていた。ところが、どうだ。一晩、亡き骸にすがり悲しみにくれた後、自分は平静を取り戻し、普通に食事し、眠り、時には笑いさえした。結局、俺は自分が死ぬこと以上に悲しいことなどない、卑しい人間なのだ」

    己は冷酷な人間だと責めるベインにライアンは語りかける。

    「人間はひとりひとりが孤島である。他人の心など分かるはずもない。あなたが奥さんを愛していたのは本当のことだ。それは、あなたの中にあるからだ。でも、奥さんがあなたと同じ思いだったかは分からない…。ましてや、分かり合っていたなんて幻想にすぎない」

    「人間は一生、自分という宇宙から出られはしない。自分の中に描いた他人と共に暮らし、ドラマを作り、泣き、悲しみ、死んでゆく…」



    「神に仕える身のあなたが、そんなことを…。真実だとしても、それは悲しいことですね」


    そうベインが呟くと、最後にライアンは夜空に浮かぶ満点の星たちを眺めながら、こう言った。

    「しかし、人間は、この宇宙よりもずっと広大な宇宙を持っている。あるいは、私の言ったことの方が幻想で、本当は人間の心は通じ合っているのかもしれない」


    「どうしたら、本当のことが分かるのでしょうか」とベインは尋ねる。

    「聖フランチェスコのように奇跡を見るしかない。そう、私も見た奇跡を。奇跡は起こる。4年後の5月3日、再びこの場所で…」 



    翌年、静かに息をひきとったライアンが予言したその日こそ、今日だった。
    ベインは現地で出会ったキートンと家出少年の3人で、その夜“喜びの壁”に集まった。

    ベインは囁いた。
    「俺達は、どうしてこの壁に惹かれるのだろう」
    キートンも頷き、“喜びの壁”の不思議な魅力について語り合う。その壁を見ていると、なぜか奇跡が起こることをすんなりと信じられた。


    程なくして、辺りは不思議なほどの静寂に包まれた。すると、鹿やウサギ、鳥たちが“喜びの壁”へ次々に集い、周囲を取り囲み天空を仰ぎ見た。



    動物たちが見上げる先、そこには自然の神秘としか言いようのない「オーロラ」が、“喜びの壁”から立ち昇るように空一面へ広がっていた。




    眼前に現れた奇跡に圧倒され、深く感動しながらベインは呟いた。


    「俺たちは一人で生き、一人で死んでゆく… だが、この一瞬、この場にいる生き物だけは自分という宇宙を抜け出して… 同じことを感じている」



    ─────────────────────

    この話の核となる「人間は一生、自分という宇宙から出られはしない」という、修道士ライアンが悟った哀しくて切ない真理。

    しかし、荘厳な光景を目の前すると、人も獣もなく、生きとし生けるもの全てが同じ感動を共有し、ひとつになる瞬間がある。

    それこそ修道士ライアンが語った真理をも超越する奇跡だった。



    この話を始めて読み終えた時、心が震え上がりました。
    『人は分かり合えない』という考えは哀しいけれど、その奇跡を味わえる可能性があるならば、人生捨てたものではないな、と当時中二だった僕は感銘を受け、気がつくと残りの巻数を揃えにBOOKOFFへと自転車を漕いでいました


    奇跡のような絶景だけではなく、音楽や芸術作品などでも感動の共有はでき、自分の宇宙から飛び出していけるものだと僕は思います。

    皆さんは最近何かで感動しましたか?


    今まで殆ど触れてこなかったSNSを見ていて最近思うのは、人間関係に疲れきっていて病んでそうな方が多いな、という印象で、、
    そういう時にこそ、心震えるような感動の共有があれば、自分の中の宇宙を飛び出すことが出来るのではないか、と綺麗な景色をみた時にふと思った次第です。


    ちょっとスピってて長々とよくわからない話になりましたが、何が言いたいかというと、
    僕も含め、色々と悩み込まずにもっとハッピーに生きたいですね!ということです。



    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


    おやすみなさい。
    リヒト




リヒトの写メ日記一覧