その心の在処が分からない世界
いない、いない、いないと探す
見つけては、すり抜けて瞬いた
何かを演じている世界は自然と
痛みわかんなくてずるく思うよ
だからどんどん鈍化してく自分
本当の姿はどうだったんだろう
人の声は雑音で微かに聞こえる
声でさえひびの入ったガラス玉
のようでいつ雑音に変わるかが
今日も怖いのだよ
涙や迷いが何もかも分からずに
どんどん知らないモノへ変わる
僕らは一体どこで迷ってるの？
あの頃確かに描かれていた地図
あの信じた今日はどこなんだろ
今は、方向さえ見せてくれない
君の瞳に映る世界は幻想なの？
それともそこで生きていいの？
それが、盲目的な依存でもいい
誰の指図や合図も届かないほど
深く溶け込んでいたい
きっと
いつか幻想さえ食い殺していく
いつか幻想さえ現実に置換する
幻想の中では何も消えずに僕は
何かを刻み込み塗り替えるんだ
狂気いずれ芽生える
そうやっていつか信じた今日を
獲得すればいい
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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人の視界を奪う者槙島 蒼司
