【真面目さ】- 柚木(santuario)- 性感マッサージ

santuario

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柚木の写メ日記

  • 真面目さ
    柚木
    真面目さ

     


    この仕事をしていく中で


    ”真面目だよね”って言われることがあるけれど


    勝手に良い意味で受け取ってる


     


     


    確かに僕は学生時代から


    比較的真面目な方だった


     


     


    自慢みたいにはなるけれど


    勉強だってできたし


    友達だって多かったし


    運動だってできた方だ


     


     


    そしてそれは真面目に勉強して


    真面目に友達とも関わって


    真面目に部活をやっていたからでもある


     


     


    そうやって


    真面目に頑張れる自分が好きだったし


    真面目でいることが悪いだなんて


    あまり思ってはいなかった


     


     


    だけど


    高校時代のサッカー部で


    その価値観が少し揺らいだ


     


     


    真面目に練習をしない人


    練習後の後片付けをしない人


    そんな人が多かったのだ


     


     


    そこで僕はぶつかった


     


     


    真面目にできない人を


    見下して、軽蔑して


    明らかに壁を作った


     


     


    その結果どうなるかは簡単で


    色んな人から嫌われた


     


     


    でもあまり気にしなかった


     


     


    僕の方がサッカーもうまかったし


    友達だって多かったし


    勉強だってできたからだ


     


     


    でもそんな関係が続くうちに


    どんどん溝は深くなって


    どんどん孤立していった


     


     


    そしてそんな中で


    僕は大きな怪我をした


     


     


    レギュラーから外され


    ”自分の方がサッカーが上手い”という


    唯一の武器まで失ってからは


    周りからの当たりがさらに強くなった


     


     


    部活の人間関係が嫌になったし


    辞めてしまおうと何度も思った


    高校生活もすごく憂鬱になった


     


     


    真面目に生きるよりも


    不真面目に生きるくらいの方が


    実は楽なんじゃないのかな


     


     


    そんな考えが頭をよぎり


    自分の長所であったはずの


    ”真面目さ”に疑問を持ち始めた


     


     


    ここまでが


    価値観が揺らいだ経験だ


     


     


    だけど


    そんな状態になった僕の耳に


    ある言葉が入ってくる


     


     


    「大人になってからモテるのは


    真面目な人と、優しい人だよ」


     


     


    僕達の部活で怪我人は


    トレーニングルームで


    筋トレをすることになっていたのだが


    その筋トレをサポートしてくれる


    トレーナーの方がいた


     


     


    そしてそのトレーナーの方と


    別の怪我人の先輩が


    何気なく雑談をしていた時に


    ふと聞こえてきた言葉がこれである


     


     


    別に僕に向けた言葉じゃないし


    「モテる」が全てじゃないのも分かってる


     


     


    だけど当時の僕としては


    ”真面目さ”を肯定してもらえたことが


    すごく嬉しかった


     


     


    そしてそれと同時に


    あることに気がついた


     


     


    僕に足りなかったのは


    ”真面目さ”ではなく


    ”優しさ”だったんだって


     


     


    真面目にやっていた僕と


    不真面目にやっていた他の人とでは


    多分相手に落ち度がある


     


     


    だけどそんな状態になった時


    相手のことを理解しようともせず


    勝手に壁を作ってしまったのは


    紛れもなく僕の方だ


     


     


    歩み寄ろうとする”余裕”がなかったし


    ”優しさ”が足りなかった


     


     


    ”真面目”なこと自体は悪くないけれど


    その長所に頼りっきりで


    他の部分に問題があったのだ


     


     


     


    だからこそ


    やっぱりこれからも


    真面目でいようと思ったし


    それだけじゃなく


    優しい人間になろうとも思った


     


     


    もちろん


    簡単なことじゃないけどね


     


     


    そんな経験があったからこそ


    今僕はこの仕事をする上で


    ”真面目さ”というものは


    やっぱり自分の武器の一つだと思っている


     


     


    だけど


    ”真面目さ”だけじゃダメだ


     


    他人を思いやれる”優しさ”だって大切だし


    同じくらい大切なものも


    もっと沢山あったりする


     


     


    何千人もいる中から選んでもらって


    そしてリピートしてもらうためには


    ”かっこいい”とかだけじゃなく


    人間的な魅力が必要だ


     


     


    だけどその


    人間的な魅力というものは


    すごく複雑なものだ


     


     


    真面目なだけでもダメ


    優しいだけでもダメ


     


     


    今までどう生きてきたのか


    その人の”人生”とも言えるような


    ”総合力”を女性は見ているのだと思う


     


     




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