満開の桜は色々な魅せ方をしてくれます。
何気なく見ている「綺麗」の中にも、桜の情景には色んな名前があるみたい。
桜雲(おううん)
…桜が一面に咲き続き、遠くから見るとまるで雲のように見えることを「桜雲」という。
ソメイヨシノの花弁は少し白っぽいので、より雲が浮かんでいるように見えるらしい。
桜影(さくらかげ)
…水面に映った桜のこと。
川に沿ってどこまでも続く桜並木とかは、桜と桜影のダブル花見。
花明り(はなあかり)
…真っ暗な夜のはずなのに、満開の桜は、辺りをほのかに照らしているように見えます。これを「花明り」という。
ライトアップした桜ともまた違う、夜にただすむ夜の桜の綺麗さがある。
零れ桜(こぼれざくら)
…満開になった桜の木は、花の重みで少し枝がしなっているようにも見える。
風が吹くと、まるでこぼれるかのように桜の花びらが散ることを零れ桜という。
桜吹雪とかもいうけど、零れ桜っていう響きも素敵。
桜流し/桜雨(さくらながし/さくらあめ)
…桜のことをいうと言うよりは、桜の季節に降る「雨」のことをいう。
確かに雨の度に桜は散って行くし、桜を流してしまうという意味では桜流しなのかも。
花筏(はないかだ)
…たくさんの花弁が水の上を帯状に流れる姿を花筏という。
蒔絵や和歌にも表現されていた花筏は、「散ったあとの姿さえ美しい」という昔の人の感動が込められた言葉のように感じます。
桜の絨毯とかもよく聞くね(^^)
そして、そんな桜の花言葉は
「精神の美」「優美な女性」「純血」
桜の種類によって、
高貴、清純、淡白、円熟した美人など
桜の種類の分だけ花言葉があります。
フランスでは、その桜の儚さから
「わたしを忘れないで」と、いう花言葉も。
僕にとっても、セラピストとして最後の桜の季節。
出会いと別れを噛み締めながら思うこと。
こんなやつもいたなっていうことと、
僕とすごした時間を忘れないでほしいなと
咲き誇る桜を眺めながら思った2024の春でした。
亜須賀の写メ日記
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桜の季節亜須賀