「そうだ、性病検査に行こう!第2弾」“東京都南新宿検査・相談室”にイキました

「そうだ、性病検査に行こう!第2弾」“東京都南新宿検査・相談室”にイキました
目次

1. 性病検査に対する思い・報道の真相を確かめる
2. 最近の傾向
3. 病気の予防や心構え
 3-1. A先生より
 3-2. 蘭姐麗より

性病検査に対する思い・報道の真相を確かめる

“梅毒患者が急増”という報道が目立つ。女性向け風俗を盛り上げようという立場であり性をテーマに書く者として放置しておけない問題と思っている。風俗=病気というイメージは拭えない人も多いと思うが、

それは遊ぶ側・働く側のモラルアップで変わるものだと信じたい。本当の快感とは、心も体も健康であって安心の元、初めて得られるモノとつくづく実感する。今回エイズデーにかけて、検査強化月間をかかげている保健所で無料のHIV・梅毒・淋病・クラミジア検査を受けました。

タイトルにある“東京都南新宿検査・相談室”(以下:相談室)での検査後に、常駐のドクターA先生(東京都医師会所属)にお話を伺ってきました。梅毒患者数の統計は、医師の報告に基づきデーター化されている。

つまり日本国内の病院で“梅毒”の診断をした医師が届け出ることにより結果が反映される。女性は20代を中心に、男性は20~40代、比率は男性のほうが多いが最近は年齢関係なく増加傾向にあるとA先生。

以前は風俗関係の方の出入りが多かった検査室、今はどちらかというと一般の男女の姿が目立つという。確かに私の検査日も、ごく普通の男女20~60代の人でその姿は学生さんとか、サラリーマンとかOL風(私)のようなメンツ。外国人の姿もあった。(外国語に対応・パンフや啓発資料も多数あり)

 

最近の傾向

蘭:連日の報道にある通り、検査室にいても、爆発的に梅毒患者が増えていると感じますか?先生の見解は?

A先生:中国の爆買い観光客が、日本に梅毒を持ち込んだと一部報道されていますが疑問です。なぜなら患者の統計は観光客がデーターに入る確率は考えられないから。スマホの普及により、出会い系での安易な性交渉や、感染症リスクを理解しないまま安易に行為に及ぶ結果だと思います。

蘭:私の周りにも、出会い系アプリを利用している人がいます。ごく普通の男女です。私はどちらかと言えば、身近に出会いを求めるタイプなので利用した事はありませんが、すでに周りの友人知人がそうだとすると、社会的全体な一つの流れというワケですね。

A先生:別に性交渉が目的では無いとしても、延長線にはあると言えますよね?男女のことだから(笑)。

蘭:ええ。間違いないと思います(笑)

 

ドクター=お堅い職業なので、ありきたりの答えしか返って来ないだろうという、私の予測を見事に裏切った。とってもオープンでありながら、プライバシーを尊重し、話に耳を傾けて下さる。女性向け風俗の存在を明かすと、驚きを隠せない様子のA先生・・・。「ぜひ検査室の事をたくさん紹介してください!!」とエールを頂く。

 

病気の予防や心構え

A先生より

とにかくこまめな検査を行うこと。潜伏期間が長く症状もわかりにくい梅毒。それからコンドームを正しく使う事。感染に気付かず、交渉をもち、感染を広げるのが一番怖いこと。匿名OKだれでもウェルカムです。正しい知識や知恵をお伝えできますので気軽に来てほしい。今の医療技術は進んでいます。病気になったとしても悲観的にならず、オープンでいてほしい。全国の自治体でも無料の検査は行っています。

蘭姐麗より

今回の検査結果は陰性(異常ナシ)。毎回検査結果を確認する瞬間は心臓が止まりそうになる。相談室の壁に飾られている芸能人のサインの中に「安心できればもっと感じる」という言葉を見つけ、私の緊張が解けた。私なりの普及活動を頑張りたい。愛をこめて。

■東京都南新宿検査・相談室TEL03-3377-0811
■平日15:30~19:30 土日13:00~16:30 (祝日は休室)
■携帯サイトhttps://www.tmsks
■水・土・日はHIV検査と梅毒検査を実施

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KaikanNews編集部

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