「~は裏切らない」みたいな言葉は、結構世の中に溢れている。
例えば、筋トレであったり、ピアノの運指であったり、英単語の暗記であったり…
そういうものは、確かにやればやるだけ上達するし、ある程度のレベルの基礎はどうしても必要になる。
でも、そればかり続けてもいられない。
辞書を丸々一冊覚えたとしても、それで感動できる文章、正確な情報を伝える文章を書けるわけじゃない。
ある程度先に進めば、正解がない、努力が必ずしも実らない領域で、やっていかないといけなくなる。
そういう「努力が実らないかもしれない」領域って、とても怖いのだけど…かえって、その方がおもしろいとも思う。
実る努力ではなく、実らないかもしれない努力をいかに続けるか、いかに努力を実らせるか。
そういう領域で頑張れることが、人間としての成熟のひとつなのかな、と思ったりする。