努力は大切だと思う。だが一番難しいのは、「正しい努力をする」ことだと思う。
よく「続けること」も難しいと言われるが、そのものは習慣化すればいい。
実は「継続する」方法自体はたくさん知られている。
でも「正しい努力」というのは、なかなか難しい。
例えば、箸の持ち方が悪い人は、毎日箸を使っていながら(=ものすごく長い時間練習をしているのに)、意識的に直さないとずっと悪いままだ。
つまり、どこかで自分のやっていることが正しいことなのかをチェックしないと、その先はずっと悪いままになる。
こういう「どこかで自分を客観視して、やり方や道を修正する」というのは、上手いやり方があるわけではない(少なくとも私は知らない)。
どこかで、自分自身が正しいと思っていることが本当に正しいのか、努力と思っているのが正しいのか、そういう根本的なところに立ち返られないと、努力は実らないし、その先にも進めないのだと思う。