結論、そんなことはないです。極端な言い方に聞こえるかもしれませんが、そういう考えに至らせた今の社会に問題があります。
「彼(夫)は性欲がなくて、求めてしまう自分はおかしいのだろうか」・「男性経験はないけれど性には興味がある自分は、どこか変なのか」こうした女性の性の悩みは、最近注目されつつある問題であります。しかしながら、未だに女性が性に興味があることを自由に表明しにくい社会のままであることも、また事実です。
心理学では、「女性の性の自由」に対する阻害要因を説明するものとして
評判恐怖と伝統的性役割観という2つの概念が存在します。
①評判恐怖とは、女性が性に興味があることを主張することで、世間からの評価の低下を懸念することを指します。これは、女性側の被害妄想などではなく、実際に女性が性に興味があることで「不誠実な・ふしだらな」といったネガティブな評価を受けやすいことが研究から明らかになっています。
②伝統的性役割観とは「女は家事をして、男は外で働くべきだ」というような保守的な考えのことをいいます。伝統的な性役割観に従えば「女性は慎ましくおしとやか」でなければいけないため、女性が性の話をオープンにすることを許してくれません。
この2つの概念から、女性の方が「性の自由」への障壁が大きいこと。そして、どちらも社会が変化することにより、大きな改善が可能なことが分かります。こうした古い価値観を変えるため、性教育の場やメディアを通して、よりリベラルな情報を発信していく必要があると思います。
どうか、女風を使うことが「おかしい」という価値観がなくなりますように。僕は古い価値観が変わるために、このブログを通して貢献できたらと思います。