乖離(かいり)とは、自分が自分でないような感覚に陥ることです。
誰かから怒られたとき、その場では何も感じなくても、後から悲しくなったことはありませんか?
こうした、後から感情に気が付く状態を、心理学では「健康な乖離」と呼びます。
(健康でない乖離の場合、後から悲しくなることもなくなり、現実感の消失や自分が自分でない感覚に陥ります。)
「なんとなく心が落ち着かない」とか「なんとなく悲しい」
そんなとき、心の中に蓋をした感情があるかもしれません。
一度自分のために時間をつくって、気持ちを整理したり、ぼうっとする時間をつくっていてはいかがでしょうか。
そうして出てきた自分の感情に、よしよししてあげてください。感じてはいけない感情など、ないのですから。
~いつもの余談~
上で書いたこととは逆のことを言いますが、無理に自分が悲しい理由を突き止める必要もありません。
というのも、本来蓋をしていた感情に気が付くことは、心に強い負担がかかってしまいます。そのため、何故悲しいのかが考えても分からないとき、ただ無心になるだけでも良いのです。無心になることも難しいのなら、ただ誰かに抱きしめてもらったり、趣味に興じたり……いろんな場所に依存してみましょう〇