恋愛場面での自分の行動の”クセ”は、一体どこから来るのでしょうか
好きな人の前で、つい回避的な行動をとってしまったり、本心とは逆の行動をとってしまったり……
心理学において、こうしたコミュニケーションのクセは、愛着スタイルと呼ばれ、過去の愛着関係が関係していると考えられています
愛着関係の古典的な定義は、養育者(親や里親)と子供とのあたたかい関係のことです
ただ最近では、養育者だけではなく友人や恋人との関係にも愛着関係があることから、愛着関係の定義を親子に限定していません
私たちは、この愛着関係をベースに対人関係を学んでいきます
そのため、幼少期から現在に至るまでの愛着関係によってコミュニケーションのクセ(=愛着スタイル)が形成されていきます
相手のことを過度に嫉妬してしまったり、信じられなかったり
はたまた自分の世界には踏み込んでほしくなかったり……
もしもあなたが今、上手に関係を築けないことに悩んでいたのなら
それは過去の愛着関係が影響しているかもしれません
ただ、重要なこととして、自分の愛着スタイルが悪いことは決してありません
なぜならば、愛着スタイルはあなたがこれまで頑張ってきたからこそ生まれたものだからです
過去の自分に寄り添いつつ、ゆっくりより良い人との関わり方を見つけていけば良いのです〇
今の愛着スタイルがなぜ出来たのか、心に余裕があるときに考えてみることで、自己理解が進みます
そうして見えてきた過去の自分をまずは、そっと抱きしめてみませんか。