風俗において
出逢いたてのフレッシュな期間に
なんだかんだ期待させておいて
手に負えなくなるとハシゴを外す
というものがある。
相手の気持ちが抱えきれなくなると
これは風俗なんだよ
あなたは過剰要求
時間外労働
と手のひらを返すこと
そんなことは見えないところで
いくらでも起こっていると思う
そういう経験を経たユーザーは
はいはい、好きなのは私の財布の中身でしたね
そう思うようになるだろう。
こういった事態に陥らないためにどうするか。
お客様側としては
キャストを追わせ続ける
この考えを持つことが良いと思っている。
この前めっちゃ楽しかった
連絡取りたいな
気持ち分かち合いたいな
利用後数日経ってそんな気持ちが湧くこともあろう。
でも、すぐに返信しないでおいて。
何なら2週間くらい放置して。
返事もサラッと2〜3行で返す程度で。
あなたは、未来の話をしたいでしょう。
今度は〇〇したいね、〇〇いきたいね
たくさん話したいことがあるだろう。
あなたは気持ちを分かち合いたいでしょう。
今日こんなことがあったんだ
嬉しかった、楽しかった、ムカついた、悲しかった
報告したいでしょう
でも、しないのです。
会う日に向けて気分を盛り上げるために
DMをして気持ちを伝え合いたい
とても分かる。
でも、しないのです。
あなたが不安になるときはどんな時ですか？
自分の存在が相手の心の中にないんじゃないか？
と思う時ではないだろうか。
見えないから
声が聞けないから
離れているから
意思の疎通ができていないから
彼が何考えてるのかわからないから
だから不安になるのではないだろう。
安心させてくれる男がいい男とは良く聞く。
ただしその安心を
接触の回数や言葉だけで定義すると
儚くもハシゴを外される原因を作る。
世の中くだらない情報に溢れていて
女を沼らせる方法だとか
相手を服従させる方法だとか
そんな小手先のテクニックがありふれている
けれどSNSでチラッと見聞きしたような
浅い知識一本では生身の人間同士で
血の通ったコミュニケーションなんてできない
あなたの気持ちがキャストにのみ向いていると
ハシゴをはずされたときに脆く地面に叩き落とされてしまう
気高く、凛々しく在ってほしい
そして、会っているその時間の価値を
一緒に高めていきたい
佐藤 充希の写メ日記
-
ハシゴ佐藤 充希
