ご質問いただきありがとうございます。
子宮頚がんワクチンを打とうと思った理由は何かという質問ですね
この日記は女性向け風俗店『LUST 』所属
佐藤充希の提供でお送りします
女風業界に身を置いたからお客様の安全のためというのもないわけではありませんが
主な理由は、自分の癌予防（陰茎がんや肛門がん、中咽頭がん）のため、としてきました
ただ、今思い返すと
ワクチン接種の検討をした根本のきっかけは
自分の母が子宮を全摘したことです
恥ずかしながら女風キャストでありながら
その時は男性からの感染が大半の原因という知識はなく、手術して元気になってほしいなくらいの感じでしたが
手術が終わり退院したという母を
見舞いも兼ねて実家に訪ねたときに
普段気丈に振る舞う明るい母が
どこか元気がなかったことや
同時期にお会いいただいているお客様にも
母と同様の方が複数名いらして
それらを目撃したときに
やっぱり、色々と思うところはあり
男性ができる行動はないかと
子宮頚がんワクチンについて調べ
男性でも接種できることを知り
リスクも把握した上で打ったというのが顛末です
子宮頸がんのほとんどはHPVが原因で発症します
それも9割以上は男性からの感染と言われています
子宮頸がんは、子宮の頸部（子宮の出口に近い部分）にできるガンです
がんが進行すると命に関わるのはもちろんですが
子宮を失い妊娠ができなくなってしまうため
女性にとって深刻な病気の一つです
日本では年間に約1万人が子宮頸がんにかかり、約2,900人が亡くなっています
20代から発症するリスクのある癌で
社会的にも女性の関心が高い癌の一種だと思います
男性がHPVに感染しているのに気づかずに
オーラルセックスや避妊具を使用しないことで
女性に感染させてしまい子宮頸がんにかかるリスクを高めてしまいます
子宮頸がんはHPVの感染を防ぐことで予防できる病気なので
諸外国では成年前の男性中心に公費接種も進んでいますが
現状日本では男性の接種は自費診療のみで
子宮頚がんの発症原因として一番多いハイリスクHPVの
16型、18型を予防する効果の高い
シルガード9価ワクチンや
ガーダシル9価ワクチンは
半年間かけて計3回の接種が必要で
費用はおおよそ10万円ほどかかります
男性はシルガード9が国内未適用のため
自分は輸入のガーダシル9価ワクチンを
今年の一月までに3回接種完了しました
（接種レコードもあります）
ワクチンは体質的に打てない人もいますし
数百万回に一回くらいの確率ですが
後遺症の可能性もあるものなので
他人の接種に関して
積極的に推奨する立場ではありませんが
打つ打たないは別として
男性の関心も高まればいいなとは思います
男性も接種は10代からできます
26歳ごろまでの接種が推奨されているのですが
打ちたいと思った時にすでに病変があったり
効果が薄いというのも悲しいことなので
存在を知るというだけでも有意義だと思っています
（26歳以降の接種でもまったく効果がないわけではないとのことです）
なので、STD（性感染症）予防の観点からも
業界のみならず社会に正しいSTD知識の普及が進めばと思っており
いまこういった立場で仕事していますが
7月から毎月非営利団体への匿名寄付も少しばかりですが始めました
本当は学校教育でコンドームの使い方や
STDについて時間をかけて教えてほしいな
と内心思いますがそういう病気がありますくらいでサラッと終わるのが現状だそうです
子宮という文字から
男性には関係のないものと
認識されがちなのかなと思いますが
関係大アリなので、自分のできる範囲で
普及活動をする団体への寄付や
自分の発信のなかで今後も啓発していけたらと思います
最後に
質問の最後にもう女性としての自分は
いなくなってしまうのかなとあります
自分は女性ではありませんし
子宮頚がんになったこともないので
あなたの心にある気持ちを
本当の意味で理解することは
できないのかもしれませんが
子宮が有る無しのみが
あなたの女性としての存在理由ではないはずです
好きな人から
抱きしめられたい
包み込まれたい
恋をしたい
その気持ちに蓋をしないでいただけたら嬉しいです
LUST 佐藤充希
佐藤 充希の写メ日記
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子宮頚がんワクチンの接種について佐藤 充希
