タイトル:ダンサー・イン・ザ・ダーク
監督:ラース・フォン・トリアー
ラース・フォン・トリアー監督の作品は目を覆いたくなるような映像が多く見られますが、なぜか心が引き込まれ、温かい余韻を残します。
本作品を初めて観たのは15歳のときで、ラース・フォン・トリアー作品の初体験でもありました。
当時からビョークが大好きで彼女の演技を見たいという気持ちで手を出したのですが、独特のカメラワークやショッキングな内容に圧倒されるしかありませんでした。
多感な年齢ということもあり、余韻が強烈すぎてその夜はなかなか眠れず、次の日の授業中も映画のことばかり考えていた記憶があります。
2回目に鑑賞したのは30歳のときで15年振りでした。
このときも心を大きく揺さぶられましたが、ビョーク演じる主人公と周囲の人々の深い愛と慈しみにとても感動しました。
きっとまた、15年くらい心を温めてくれると思います。
それくらい力のある映画です。
禅の写メ日記
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キネマ禅報 #3 ダンサー・イン・ザ・ダーク/ラース・フォン・トリアー禅