緊張してるのか
不安げで強ばった顔をしてる
ベッド上のきみ
大豪邸の門扉のように閉ざされた
貴女の心と身体をゆっくりと
時間をかけて解す
少しでも開けば僅かな隙間から敷地内へと
ヌルッと入り込んでいく
「お邪魔します」
玄関を開けて上がり込む
もちろん土足では上がらない
「あれ?どこだろう」
貴女(の核心部分)を探るように
辺りを見回しながら
ゆっくり慎重に歩みだす
「!!」
入り組んだ部屋の隅で
恥ずかしそうに俯きながら座るきみ
「そんなところにいたんだね
やっと見つけた」
ようやく出会えたんだから
その場所で優しく愛で続ける
もっと開放させちゃうから
あとは僕にまかせて
だけど戸締りはしっかりな?
翔太郎
翔太郎の写メ日記
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貴女のセキュリティ解除翔太郎