何千何万と積み重ねる
「言の葉」の重層
万物の言葉を生みした先にあるのは
「無の境地」
語彙を使い切った先にある
「無垢の境地」こそ
最も意味のある
「無言の言葉」。
執筆時の脳内は
無数にある語彙の薬箪笥を
無造作さに開き倒して
あらゆる言葉を調合して
最も「効く」意味を作り出す。
時に「毒」にも「薬」にもなる
葉を調合し人様に曝す時
それは自らの「心」にも効いてくる。
「毒」の苦しい時も
「薬」の様に癒す時も
「麻」の様に飛ぶ時も
そうして辿り着いた
「無垢の境地」では
思考を巡らさなくとも
言の葉が脳内になくても
指先から放出される。
書いてるようで書いてない。
考えているようで考えていない。
語彙の煩悩から解き放たれた時
「語」は
「悟」に成る。
麗
麗の写メ日記
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言の葉を積み重ねた先にある無垢なる時麗