人間の言葉には「行間」があり
言葉以上にものを言うことがある。
大ヒット「鬼滅の刃」は主人公が
情景と感情と結果を全て口に出す。
雪の中を走りながら
「息が苦しい、凍てついた空気で肺が痛い」と言い、
雪深い中で崖から落下すると「助かった、雪で」と言う。
俺はこれを「うるさい」と感じてしまう。
絵でも表現されていることを
あえて口に出して伝える。
確かに親切に見えるが
本来であれば「絵を見たらわかる」こと。
全てを伝えると
それ以上の可能性を潰す。
読者の想像力を、ある意味で否定していて
これは本当に「読者の為」なんだろうか?とすら思える。
こんなことを話していると
ヒット作を皮肉ったオジサンぽいからこの辺で本題に。
「行間」に隠された「真の言葉」を探すのが
「大人のコミュニケーション」ではないでしょうか。
特にここ日本では。
京都なんかは露骨にそんな感じがしますけど、
僕の日記にも「行間」に思いを込めて
「伝わる人にだけ、伝わって」と思って
言葉を綴ることも多いです。
そして気づいた人だけが、こっそりとDMをくれたりします。
それが凄い嬉しかったりして、
日記のモチベーションにもなります。
我が国の歌姫「宇多田ヒカル」は
とあるインタビューで言いました。
「言葉とは
言葉で表現できないことを
表現するための道具」
矛盾めいていますが、
真理だと思います。
ただ、最近の「鬼滅の刃」しかり
イントロの無い音楽など
「余白」を消したコンテンツのせいで
宇多田ヒカルも以前の音楽も
人気が減っているようです。
B'zの「LOVE PHANTOM」のイントロとか
1分20秒とかあって最高なのにね。
結局、
「言葉」なんてものは
「聞く人に左右される」ということです。
そうやって消費されていく「日記」を日々綴りながらも
誰かの心に一生残るほどの「聖書」になれるような
そんな「俺の言葉達」を
今日も生み出していきます。
貴女に理解されるだけで
俺はこの世に存在できるよ。
ありがとう。
麗
麗の写メ日記
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全てを説明する必要はない麗