第20景『実樹のチ上の星』
2024年4月27日。
祝日感覚に対してシステマ発動してるので世間がGWに突入していることにマジで無自覚です
逃げ込むように辿り着いてる人
激しい戦いの火蓋が切って落とされた人
様々なGWだと思いますが
それぞれの最も素晴らしい過ごし方になりますように✨
僕にとっての身近な"ゴールデン"と言えば"金玉"になる
この日記を読んでる人は金玉の無い人ばかりだと思うので代わりに金玉に君のGWの成功をお祈りしておきます✨
最早この季節の風物詩とも言えるのが"コナン映画"
今年も『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が大ヒット中❗️
まさにモンスターコンテンツ
「五稜星」と書いて「みちしるべ」と読むのが、こう、らしいっすよね〜ww
なんでも事件の犯人は黒の組織の新メンバー「みりん」だとか?
"怪盗キッド"の新ライバル"窃盗シニア"がいよいよ蘭の角をへし折ったんでしょ?
やべネタバレ
僕も事件に遭遇するかも知れない…
もちろん"被害者"としてですが…
もしも僕が黒い影に仕留められたとしたら是非コナソ君に謎を全て解いて欲しいものです…️♂️
ーーー
『名探偵コナソ 群青の蒙古斑(メモリアル)』
シブヤ
東京萬天堂セラピスト・実樹「初めまして!改めて、今日はよろしくね!」
実樹の初指名・初美「よ、よろしく…お願いします…」
実樹「さてと、調光するかぁ〜めんどくせぇ〜」
初美「あ、わたし、仕事の連絡忘れてて…ロビーで電話してきます!」
実樹「あ、そう?じゃあ勝手に風呂入ってラブホの可も不可もない冷凍パスタでも頼んで食べてようかなぁ〜」
初美「好きにしててください!ごめんなさい!」
ガチャ
実樹「風呂溜めてなんか映画でも観るかぁ。風呂でテレビ見れるラブホ最高!…うわぁB級しかねぇじゃん!ペイチャンネルみよ」
グサッ
実樹「え?」
犯人「………」
実樹「な、なんで…」
バタッ
× × ×
元太「おい!見ろ!駄菓子がいっぱいあるぞ!」
光彦「ちょっと待ってください!あれは、その、僕らが入っちゃいけないところですよ!」
元太「オレたちが入っちゃいけないところ?」
光彦「だから、その…」
哀「ラブホテルね」
歩美「きゃっ!ちょっと哀ちゃん!子供がそんな言葉使っちゃダメ!」
コナソ(俺も使ったことねぇっつーの)
元太「うるせー!オレは今すぐお菓子が食べたいんだよ!入るぞ!」
光彦「ちょっと!怒られますよ!」
ウィーン
東京萬天堂セラピスト・雪岡「こらこら。君ら、こんなとこ入ってきたらあかんよ」
歩美「わ!イケメン…」
光彦「ごめんなさい!お菓子に釣られてしまって!」
ホテルのフロントのおばちゃん「じゃあ一人一つ好きなの選んでいいから、それ取ったらおかえり」
元太「いいのか!?やったぜぇ!」
おばちゃん「アメニティとはいえ、一人一つだよ?いいね?」
元太「俺はビッグカツ!」
歩美「私はうまい棒!」
光彦「僕はキャベツ太郎にします!」
コナソ(おいおい駄菓子屋じゃねえんだぞ)
哀「江戸川君は選ばないの?」
コナソ「バーロー。ガキじゃねえんだから…」
哀「今はガキよ。ほらハリボー」
コナソ「…ったく」
初美「きゃー!!!」
コナソ「…!?」
雪岡「なんや!?喘ぎ声にしては大きいで!」
ダッシュ
コナソ「こ、これは…」
初美「実樹さん!…実樹さん…!」
哀「…死んでるわね」
ブクブクブクブク
コナソ(…泡風呂?)
× × ×
目暮「被害者は女性専用風俗東京萬天堂所属のセラピスト・実樹。第一発見者は初美さん、あなたですね?」
初美「わたし、何もかも初めてだったんです…それなのに…こんな…女風を利用して死体を見ることになるなんて…」
雪岡「大丈夫や。よくあることやから」ギュッ
小五郎「なーんでお前らがこんなとこにいるんだ!」
蘭「コナソ君!どういうこと?」
コナソ「ごめんなさい!間違えて入っちゃった…。最近のラブホテルはラブホテルじゃないみたいな外装をしてるね!僕、感心しちゃった!」
小五郎「生意気言うな!ゴツン‼︎」
コナソ「いったぁ!」
目暮「そして、ここ数日、実樹さんと交流のあった方々に集まってもらいました」
萬天堂事務局・萬田「実樹さん…長い間ご苦労さまでした…」
実樹の本指名・本子「実樹君…まさか…まさか…せっかくトラベルの計画もしてたのに…うぅ…」
東京FMのD・ラジ男「実樹さん…次回の放送回…お蔵入りですよ…天国には収録に行けないですよ…うぅ…」
目暮「そしてたまたま居合わせた同僚の雪岡さん」
雪岡「ほんま残念っすわ…あの日記がもう見れんくなるなんて…」
目暮「そして、今日ご予約されていた初美さん」
初美「実樹さんの施術、楽しみにしてたのに…」
目暮「念の為みなさんには事件に関与している疑いがあると見て、集まって頂きました」
全員「疑い!?」
萬田「うちの大事なセラピストですよ!彼がいなくなったら大損害だ!おかしいだろ!」
本子「旅行の計画まで立ててるのに…そんなに大切に思える相手を殺してしまうなんておかしいでしょ!」
ラジ男「こっちはまた収録しなおさなきゃいけないんだ!そんなことするわけないでしょ!」
雪岡「尊敬…しとったんです…日記も…大ファンでした…ほんまに…悲しいです…」
初美「今日のために美容室にまで行ったんですよ…初めての女風利用を自分から悲しい思い出になんかするわけない…!」
全員「私はやってません!」
コナソ「皆さん、実樹さんが亡くなって悲しかったですか?」
全員「えぇ!」
コナソ「あれれー?おっかしーなー…。皆さんのXのアカウントが出てきたよ!「ほらみろ」「天罰って下るのね」「またお蔵入りかよ」「ランキング上がるかもやで」「なんだかなぁ…」ってそれぞれ呟いてるよねー…本当に悲しいの?」
全員「…」
萬田「うちのセラピストは毎月、月末になるとポイントを計算して事務局に報告するルールがあります。それは事務局が把握しているポイントとズレが無いかどうか確認するためです。ポイントによってセラピストのランキングは決まりますから大事なことです。実樹さんは…コイツは…もう半年以上、自分でポイントを集計していません。怠慢です。そのくせ日記は更新するんです。生意気なヤツだなと思っていました…」
本子「トラベルの行き先決める時に私が「名古屋行きたい!」って伝えたら「名古屋かぁ…」って言ったんです…。「名古屋かぁ…」って言ったんですよ!それでもめげずに「レゴランドとかジブリパークとかあるじゃん!」って言ったんです…そしたら…「武蔵小山の快活クラブでハウル観る?」って…死ねばいいのにって思いました」
ラジ男「初めてのラジオ出演の時に彼が意気揚々と大人のオモチャをラジオブースの中の机の上に並べ、紹介しはじめました。その時に彼がオモチャを入れていた袋が…キャラクターモノで…それが映り込んでしまい、著作権の問題で動画配信用の素材が死んだんです。…余計なことしやがって」
雪岡「日記一回も読んだことあらへんw何の参考になるっちゅうねん!」
初美「期待しすぎてたかなぁ…想像とはちがうなって思いました。「ツイキャス見てくれた?」って言われたんですけど、見てないと予約しちゃダメなんですか?見てなくて予約しちゃまずかったですか?うるせーな好きにさせろよって思いました。髪切ったばっかなのに「長いのも似合いそう」って言われて腹立ちました」
目暮「つまり、それぞれに実樹さんを襲う理由はあると」
コナソ(なるほど…)
小五郎「私には事件の真相がわかりました」
目暮「おお!毛利君!犯人は誰なんだ?」
小五郎「この事件に犯人はいません!実樹さんは皆さんからの不満や恨みに気づいていた…。それに耐え切れず自ら命を絶ったんです」
目暮「なるほど!」
雪岡「そうかもしれへん…わいが実樹の立場やったら、五重の塔から飛び降りとるわ!」
コナソ「でもさぁ…これから命を絶とうって人間が泡風呂でブクブク遊ぶかなぁ?」
蘭「確かに…泡風呂でブクブク遊びはしないわよねぇ」
小五郎「さ、最後の晩餐ならぬ、最後の泡風呂ってヤツだよ!」
哀「泡風呂なんて滅多にやらないと思うけど」
元太「最後の晩餐っていやぁ、この人もお菓子大好きみたいだな!」
光彦「机の上に散乱してますねぇ。歌舞伎揚げ、カントリーマアム、ルマンド!」
歩美「こんなに一人で食べ切れるのかなぁ?」
初美「わ、私も「取りすぎじゃないですか?」って言ったんです!でも「タダだからいいじゃん」って一蹴されてしまって」
コテリン‼︎
コナソ(なるほど!そういうことか!)
フロントのおばちゃん「皆さん、そろそろ…。この部屋も清掃しなければいけないので」
蘭「え?人が死んでるのにまだこの部屋使うんですか?」
おばちゃん「やだもぅ!人が死んだくらいではラブホテルは営業を止めませんよぉ!」
プスッ
小五郎「あへぇ〜…」
目暮「出た!眠りの小五郎!」
小五郎(コナソ)「……実樹さんを殺害した真犯人がわかりました」
本子「だ、誰なの!?確かに私は実樹をトラベル先で崖の上まで連れていこうと計算してたけど…違うわよ!」
小五郎(コナソ)「犯人は…フロントのおばちゃん、あなたですね?」
全員「フロントのおばちゃん!?」
おばちゃん「あなた面白いこと言うわねぇwなぜ私がこの人を殺さなきゃいけないのかしら」
小五郎(コナソ)「それは…お菓子です」
元太「お菓子?」
小五郎(コナソ)「実樹さんはフロントに置いてあるサービスのお菓子を大量に手に取って部屋まで持っていく癖があった。食べもしないのに。この悪質な行為を防ぐために、あなたはお菓子は一人一つまでとルールを設けた。しかし実樹さんは守らなかった。だから…殺害した」
おばちゃん「呆れたw」
小五郎(コナソ)「そして実樹さんは私たちにダイイングメッセージを残してくれていました!」
目暮「なんだって?サインや文字など部屋には何もなかったが…」
小五郎(コナソ)「蒙古斑…と思ってましたが、よく見てください…これは蒙古斑ではなく…マジックで書いた文字が滲んだモノ。文字が読めないようにされて滲んでいるが、ラブホのライターで尻を照らせば筆跡が浮かび上がるはず」
目暮「えっと…フ・ロ・ン・ト…フロントだ!」
小五郎(コナソ)「おそらく、犯人の指先にはマジックの汚れがついているはず」
元太「おい見ろ!おばちゃんの指先が黒くなってるぞ!」
おばちゃん「しょ、証拠はあるっていうの!?凶器だって見つかってないじゃない!」
小五郎(コナソ)「凶器ならあなたの中に隠れているはずです…肉に刺さるほど先端が鋭く尖ったディルドがね…」
目暮「…署で脱いでもらえますか?」
おばちゃん「…脱ぐならここで脱ぐわよ。ラブホテルなんだから」
ボトッ
蘭「…きゃー!」
コナソ「らーーーん!」
歩美「あれって…」
哀「ディルドね」
蘭「きゃー!」
コナソ「らーーーん!」
バコーン‼︎
ピュー‼︎
ドカーン‼︎
目暮「連行します」
おばちゃん「"空室"から"満室"に看板を変えてからにさせて。ここのフロントは私だけなの」
光彦「鬼のようなシフトだったんですね…」
目暮「できません」
おばちゃん「延長させてよん。ここはラブホテルよ?」
萬田「…実樹さん。言ってました。「このホテルはお菓子のセンスがいい」って、だからいつもついつい取りすぎてしまうって…」
おばちゃん「…そう。彼がセラピストでよかった、地獄行きだよね?」
萬田「えぇ」
おばちゃん「地獄で教えてあげるわよ。「お菓子のまちおかで適当に買っただけ」って」
萬田「3時間¥2,7000-…予約してあげてください」
おばちゃん「塩されない?」
萬田「あなたが罪を償えば。きっと」
ブーン
歩美「ねー!ねー!セラピストってなに?」
光彦「実は僕もよくわかってないんです」
元太「セラピストになればお菓子食べ放題ってことだよな?」
コナソ(やめとけ)
萬田「大人になって人生に転んだときは是非うちにいらしてください。立派なセラピストになって活躍できるはず!…自分と同じようにフロントのお菓子が大好きなあなたたちを…実樹さんがきっと…地獄から見守ってくれるはずです」
ネクストコナソズヒント‼︎
「ウーマナイザー」
ーーー
何を一生懸命に書いてんだか♂️w
Xの方で先々のスケジュールカレンダーの更新させて頂いております!
マシュマロにてご質問などにお答えしてたりしますが、是非勢いで僕の懐へ飛び込んで来てください!
なんとなく2022.2023.2024の春先の写真を並べてみたりして☘️
いつの間にか積み重なってしまいましたが、この世界で生き続けて得たものを、君に届けることができればと思ってます
非日常や非現実の枠を飛び越えて、君の次元に影響します
新しい景色を見よう♀️♂️
吹き抜ける
君のまちまで
僕は風
実樹
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第20景『実樹のチ上の星?』実樹