禅BOOKS第3弾は道徳的に美しい言葉が並ぶ日本の名著です。
読まれたことがある方も多いのではないでしょうか。
タイトル:君たちはどう生きるか
著者:吉野源三郎
この本を初めて読んだのは中学生の頃です。
当時読んでいたファッション雑誌「メンズノンノ」の中で、スタイリストの伊賀大介さんがこの本を紹介されていたことがきっかけです。
それ以降5年に1回くらいのペースで読み返しています。
元々小学生〜中学生くらいの年齢層をターゲットに書かれた本で、セックス・ドラッグ・死などの描写は一切なくクリーンなストーリーをベースに、人間と社会の本質を優しい視点で描いています。
登場人物も素直でクリーンな人たちばかりで、多少のアナーキーさを心に宿している私にはグサグサと刺さる文章が数多くあります。
読み終えたあとは優しく清らかな気持ちで満たされます。
お墓参りを済ませたあとや神社の鳥居を通過したときの静かな感情に似ています。
私はミニマリストな体質があるので読み終えた非電子書籍は躊躇なく売ってしまうことが多いのですが、この本はなかなか手放すことができません。
きっと私の中でこの本は、心の静謐と清らかな精神を保つための薬草のようなものなのでしょう。
禅の写メ日記
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禅BOOKS #3 君たちはどう生きるか禅