雑多な街に住んでいた頃
ネオンチューブが天井に反射してとても美しかった
プラネタリウムみたいな部屋でベッドに寝転がっていたんだ
このネオンの光が好きでカーテンをしなかった
美しい光は様々な形へと変わり、強くなり、彩りを変えては消えていく
やがて街が目を覚まそうとしている
ネオンチューブの光が徐々に薄らいでいく
何も考えないで
何も信じないで
全てが夢のようだった
どうか消えないでいてと思っていた
真実って何だろう
逃げそうで壊れそうで
時を止めてと願ったんだ
今が過ぎれば寂しさは無くなるのかな
恭介の写メ日記
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カーテンをしないからキレイなんだ恭介