
大人のおもちゃを買いにくる女性たち
大人の玩具は今はネットにてクリック一つで買うことが出来る。
実際、女性が玩具をネット通販で購入をするのは年々増えている。包装の表記も気を利かせ、
《壊れ物》《衣類》《文具》など様々なバリエーションにて書かれてくるので宅配業者の兄ちゃんにまるで怪しまれることはない。
大人の玩具はとっても進化をしている。
「ああ、男が居なくてもいいわ〜」
とゆうような女性もいるだろうし、もしかしたらこの先もっと増えるのかも知れない。
実際。
セックスをするお相手が居ない場合などは、自分で慰めるしかないのだから。
それが玩具であってもよいと思う。
性欲は生きている限り溜まるし何歳になっても衰えることはないのだから。
私の前の旦那さんはアダルトショップを経営している。
今年で23年目だ。
離婚をしているが、仕事に関しては敬意をはらってはいたが、私の不条理なことの積み重ねで離婚をした(余談ですね)
さて、そのアダルトショップで私は週に2度レジ打ちのアルバイトをしていた。
旦那さんの店である。
時給は500円と舐めた金額だったが、アダルトグッツを買ってゆくお客さんの中に結構女性がいて驚いた。
「あのぅ」
私が女だとゆう安心感から声をかけてきたのは見た目は50代の半ばの普通のそこらにいるおばさん。
「はい?」
私は耳を傾ける。
おばさんはとても恥ずかしげもなく、(年齢のせいね)こうはっきりと私に告げた。
「セックスで塗れないから、よく滑るローションをくれ」と。
「え?」
私は思わず声をあげつつ、含み笑いをしてしまった。
「ん?なんか変か?」
おばさんはクスクスと笑う。私は首を横にふって、
「じゃあ、いいものを持ってきますよ!」
確か5年程前だったと思う。
その頃から盛りだくさんのローションの普及により、様々な用途のローションが現れたのだ。
《ひんやり》《温感》《洗い流さなくてもいい》《粘着力持続》《お〜いお茶ローション》《アナル専用》
などなど。
私はおばさんに《温感ローション》をお勧めした。
「わし、冷えるのが苦手だからさ」と、恥ずかしげもなく口にしたあと、「こんなのがあるんだね〜。
ありがとうね」と、嬉々たる顔で踵を返した。
「誰と使うのですか?」まあ、もちろんのこと旦那さんとだろうとゆう確信の上、訊いてみると、おばさんは口角を少しだけあげ、
「うわきあいて」
と、真顔でゆった。
私はそのとき、女は死ぬまで女なんだね〜。
と、あえて確信をしたのである。
他ではディルドや乳首をつまむもの。
けれど、ダントツで売れたのは王道の《ピンクローター》だったかな。