
男性の射精障害について考える
私の中でのセックス感は《挿入》=《射精》だ。
むしろ私はどうでもいいからお願い射精をしてくれ、とさえ思う。
自分の快楽より男性の射精の方に拘ってしまう。
ある種、射精をしたから心の快楽を得る。とゆっても過言ではない。
男性の射精は女性にとっての愛情表現とゆうとかなり大げさに聞こえてしまうが、本当にそう感じてしまうのだからしょうがない。
「あ、俺は、出さなくてもいい人だからさ」
「……」
なんてゆう、《出さない男子》に何人にも遭遇をしたことがある。
いやいや、おい、おい。出してなんぼじゃないのか?
じゃあ、出さないであなたいつ出すんだ?と、突っ込みどころが満載だが、場が白けるので口にはしないが、まことに首を傾げてしまう。
私の恋愛遍歴の中で渦中の『射精しない男子』と2年程つきあったことがあり、週に5回くらいセックスをしていたけれど、その当時を反芻すると、その男は私とセックスをしてたったの一回しか、射精をしなかったことを思い出す。
最初は、先ほどに書いた
「あ、俺は出さないで平気だよ」
「別に射精だけがセックスじゃないだろ」でた、でた。
などとゆう戯言を並べられたが、射精のないセックスはこれまたきりがなかった。
なので、年中セックスをしていた気がする。けれど、射精はない。
男は果たして一体精子をどこで放出していたのだろう。
自慰によって右手コイビトになっていて、膣では具合が悪かったのだろうか。
それとも、射精自体が恥ずかしいものだったのだろうか。
射精を恥ずかしがる男性もいる。なので普通は「い、いくよ」と、射精の決壊が迫った時、女性に一言告げるのが一般的。
それに対し、射精の決壊の言葉を吐かない男性は、シラ〜と精子を放出する。
「え?出たの?」
「うん」
「いつ?」
「いま」
気がつかないぐらいとても静かにイク。
イクときは一緒に、さあ、一緒にイクよ!とか、なんとか笑ってしまう声がけはまったくいらないけれど、イクときは、耳元でひっそりと、「イクよ。いい?」とか囁いて欲しいな〜。
女性は男性の射精を見て、自分が女であって愛されていることを認識するもの。
男性の体調にもよるけれど、射精のないセックスは、ご飯のない親子丼みたいなもの。
なにも射精にこだわらない女性も、きっと心の中でどこか腑に落ちない部分がくすぶっているのね。きっと。
男性が射精をしなくなったら、やんわりと、納豆や牡蠣、オクラなどを食べさせてみるのも手かも。