
YouTubeの動画筋トレより断然お手軽な超優秀エクササイズ=ラジオ体操!
1.
肩凝りに劇的に効く「ラジオ体操第一」
2.
基礎代謝をアップさせる「ラジオ体操第二」
3.
さらにカロリーを消費するには?
3-1.
正しい動きで行う
3-2.
呼吸を止めない
3-3.
目標回数は1日3回
ジムにも通えず通勤時間もなくなったコロナ禍の自粛期間中、すっかり体重が増加し太ってしまったという女性は少なくないでしょう。そのせいかここ最近、ぐっと需要が伸びているのが室内でできる筋トレやヨガやダンス。「誰でもできる!」「簡単!」などと銘打たれたYouTubeの動画も数多く、軽い気持ちでダイエットの一環としてやり始めたなんて方もいるのでは?しかし実際にやってみたはいいものの、そうしたエクササイズはこれまで運動が苦手な人間にはなかなかハードルが高いことに気づくはず。「体力が続かない」「動きが複雑すぎてついていけない」なんて声も聞こえてきます。お手軽な室内運動のはずなのに、運動経験がなければ続けることすら至難の業というのが現実です。
でも、そんな方にぜひお勧めしたい運動があるのです。それはずばり、ラジオ体操!日本で育った人間であれば、細胞レベルで身についている動きですね。「たかだかラジオ体操でダイエットなんてできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。が、大人になってやってみるとラジオ体操というのは実に奥深く考え抜かれた動きであり、カロリー消費もなかなかのもの。エクササイズに於いて侮れない存在なのです。
肩凝りに劇的に効く「ラジオ体操第一」
ラジオ体操は第一と第二に分かれているのはご存知でしょう。第一の長さは「3分13秒」で、その中で行う体操の種類は全13種になります。第一は、主に血行や肩こりに効く動きが多いのが特徴。背伸びや、腕を振って足の曲げ伸ばし、体を曲げるねじる回す、胸をそらすなど、全身をまんべんなく動かせるような体操がメインとなっています。凝り固まった肩や背中をほぐすと脂肪燃焼が促進されるので、必然的にダイエット効果も生まれます。猫背の解消や骨盤のゆがみにも効くとか。体全体を柔らかくするイメージを以って動くよう心がけましょう。
基礎代謝をアップさせる「ラジオ体操第二」
第一に比べると少々マイナーなイメージのある第二ですが、筋力と内臓の強化に効くため基礎代謝アップも期待できる体操となっています。第二の長さは「3分8秒」で、体操は第一と同様に13種類。しかし、腕を大きく開いて曲げ伸ばす、体をねじり反らす、跳んで全身を揺らす、駆け足運動をするなど、第一に比べてもダイナミックな動きが多いようです。第一、第二を合わせての運動時間のトータルは「6分21秒」で消費カロリーは20kcalほど。これは、同時間早歩きでウォーキングを行うのと同じくらいのカロリー消費量です。その上、ラジオ体操には全身の約400もの筋肉を動かす動きが組み込まれており、筋トレ、ストレッチをバランスよく行えます。ポイントをしっかりと抑えて動けば、さらに1.5~2倍ほどのカロリーを消費させることも可能なのです。
さらにカロリーを消費するには?
正しい動きで行う
ポイントの一つ目は、正しい動きで行うこと。ラジオ体操はうろ覚えの状態でやってしまうとその効果は半減。本来の正しい動きを知ることが何よりも大切なのです。NHKのYouTube公式チャンネルで動画が公開されているので、最初のうちはそれを手本にしながら行うといいでしょう。
呼吸を止めない
ラジオ体操の各運動を呼吸を止めずに行うことで、強い有酸素運動の効果を得ることができます。呼吸をするポイントは、それぞれの運動で違ってきます。例えば第一で最初に行う「大きい伸びの運動」であれば、息を大きく吸い込みつつ腕を前から振り上げ、腕を横からゆっくり下ろすところで息を吐き出すなど。上記でも挙げた動画各タイミングをチェックしてみるとわかりやすいですよ。
目標回数は1日3回
ダイエット効果を高めたいのであれば、朝の起床直後、昼、夕方の3回にわけて行うのがベスト。朝の運動はその日1日の消費カロリーを上げることができ、昼の運動は血流や老廃物の流れをスムーズにし、夜の運動は脂肪を多く燃焼させます。所要時間は第一と第二を合わせて6分強なので、休憩時間を上手く使えば難しくはないはずです。つい三日坊主になりがちなエクササイズも、慣れ親しんだラジオ体操ならば習慣的に続けることもできそうです。運動不足の解消に、美しい体を作るダイエットのために、ぜひお試しください!