
身体の相性とは一体なにか
「え〜。なんだかさ、とっても身体の相性がいいよね」
「うん、うん、俺もそうおもった」
よく耳にする男と女の会話である。しかしながら一体なにをもって基準に【あう】のだろうか。
人それぞれの捉え方があるが、今回は私の基準をお話ししたいと思う。なのであくまでもご参考に。
私の恋愛においての一番の基準は男性器の大きさとその勃起力と持続力と体力と中肉中背の体躯だ。決して顔ではない。顔は二の次三の次。
余談だがイケメンは嫌いです。(イケメンは腰を振らない)
なので、初っ端から身体を委ねる。寝てみるのだ。そうして、棹の確認をする。自分好みの棹にあたると、またあいたいと素直に思うし、好みでない棹にあたると、もう会わない。いぜん、
「あやちゃんの、感性ってまるで男みたいだね」
と、言われたことがあったが、そうなのだ。私はきっと男性の脳を持った女なのだ。ヤリ捨ても何度もした。そのときの男性の捨て台詞は「お前、やりマンじゃねーか。俺の心を弄びやがって」「……」
それってさ、女のゆうセリフじゃね?などと思ってはみたが、人格云々棹が好みではない。などとは決していえないので、やんわりとフェードアウト。
性格の不一致で別れるのは、棹の不一致で別れるとゆっても過言ではない。
風俗の仕事を生業にしていた私だから棹の見過ぎもあって棹の目利きが出来、棹を見る目が肥えているのかもしれない。仕事でも大きな棹にあたると、嬉しかったし、「おお!」と、感嘆をはいたほどだ。
宝の持ち腐れ男子が大勢いる。容姿が悪いせいで、男性器を披露する場面がないのだ。そういう男性が風俗にゆく。そうして必ず風俗嬢にゆわれる。
「デカイですね」と。男性はそうですかね?とまんざらでもない笑みを浮かべるが、その笑みは決して好きな女の前ではない、全くもって利害なき風俗嬢なのである。
(ああ、風俗で知り合っていなかったらなこの棹にぃ)と、何度も思ったことがある。棹が好みだと、うっとりとしてしまう私。
男性器はね大きければ良いってもんじゃないよ!男性は心の器用だよ!と、豪語はするが、本音は
【大きな男性器の方がいいですし、女が喜びます】
と大きな声で言いたい。身体の相性って棹の相性だと思う。好みの棹。好みの穴。穴?男性は目でセックスをとりおこなうので穴はそう関係もないと思うが、人間というものは穴から出てきて、穴を好み、穴にはまり、最後は穴に埋まる。そういう運命なのだ。(笑)
身体の相性はセックスをしてみないとわからないのが、難点だ。初対面で「ねぇ、見せてよ」「気になるから抱いてくれる?」などと女性側から突飛な言葉など言えるわけなどない。
しかし、気になる男性が出来たらやはり下半身事情が気になって当然。
「飲みにでも行きませんか?」
女性側からお誘いをしてもなんらおかしくはない世の中。気になる男性器、ではなく、気になる男性がいたら、誘ってみるのもいいかもしれない。
「あたり!」
「ハズレ……」