1973年デビューのアメリカの超ビッグなロックバンド。未だ現役バリバリのエアロスミス。下品で汚らわしく荒々しいとも言われるが、セクシーで美しくもある。すべての言葉が当てはまるように思える。
一時期ゴタゴタがあったものの、メンバーチェンジもなく、2023年で50周年。このバンドが未だメンバーの1人も欠けることなくやってこれたなんて、誰が想像したのだろう。これこそ奇跡なんだと思う。 僕は13歳、中学1年の時にエアロスミスに出会い、30年間聞き続けている。
かつては「えげつないノリ」と評され、当時の映像を見ようとビデオ屋に通った思い出もある。当時はYouTubeなんてなかったからな…
それで、エアロスミスに夢中になった。70年代のエアロスミス の最大の魅力は、全部ではないが余計な音が一切入っていない完全5人の生音だろう。
現代の若い人たちが60年代や70年代の音を聞くとペラペラに聞こえるかもしれない。だが、僕の中で「生」というものはリアル革命なのである。
1974年発表の2枚目のアルバム"Get Your Wings"収録の7曲目、"Seasons of Wither"。風の音が吹き荒れ、シンプルなアルペジオの音がフェードイン…
叙情的でとても綺麗な曲。めちゃくちゃ心に響く。エアロスミス で1番好きなバラードかもしれない。
そしてメンバー全員がいつぶっ倒れてもおかしくないようなテンションが張り詰める、1975年発表の3枚目のアルバム"Toys In The Attic"収録の6曲目、"Sweet Emotion"。幻想的で中近東の雰囲気を漂わせるベースリフから始まり、マラカスが鳴り響く…
のちにギターリフが絡んでくる。この曲スタジオ盤ももちろんかっこいいのだが、ライブ盤のカッコ良さったら半端ない。今聞いても鳥肌が立つぐらい好き。
「えげつないノリ」といえば、1978年発表の初のライブアルバム"Live Bootleg"全16曲。始まりから終わりまで「えげつないノリ」で生々しく、荒々しく、一気に聞かせてくる。
初期エアロスミスの奇跡の一枚だと思っている。何度聞いたことか... 完璧なライブアルバム。 70年代後半から80年代中盤まで、ビッグなバンドによくあるゴタゴタが続いたけどね。
87年に完全復活。もう本当にかっこいいだろう!?
北條和馬の写メ日記
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エアロスミスと駆け抜けた青春時代:1970年代の魅力北條和馬