2024年4月1日に実施したツイキャスで触れた話題のひとつ。
「『感想』の価値」
私は，人の「感想」が好きです。
偶然にも，私は誰かの「感想」を受け取りやすい環境にいるのですが，毎回「感想」をいただくと非常に嬉しくなります。
ということで，今回は，「感想」について考えてみたいと思います。
まず，私の感覚として，「感想」を述べる/書くという行為は，とても難しい行為だと考えています。
なぜならば，「感想」を求められたとき，どうしても難しく考えすぎてしまったり，意義のあることを言わなければいけない気がしてしまうからです。
自分の価値を高めたい，知性をアピールしたい，マウントを取りたい，などなど，一つに定めることは難しく，理由は様々あるのでしょうが，ノイズが混じるのです。
しかし，「感想」は，もっとシンプルで，純粋なものでいいと私は考えています。
例えば，「嬉しかった」「楽しかった」「難しかった」「つらかった」などでも，十分だと思うのです。
小さな子ども（2～3歳児）は，「感想」を述べることが困難です。
「どうだった？」と聞いても，「こうだった（こんなことが起こった）」という，起こった事実を述べることがほとんどです。
発達心理学では，幼少期は物事を記憶することが困難で，その理由は言語能力の獲得にあると言われており，「感想」についても，同様のことが言えると思います。
私達大人は，言語能力を獲得し，「感想」を述べることができます。
今日まで無事に発達し，自分の感情や意思を他者に伝えることができるということです。
その過程や行為自体が尊いものであると私は思います。
難しいことを言う必要はありません。
ただ，あなたが今何を感じているのか，教えてもらえるだけで嬉しいのです。
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