2024年4月1日に実施したツイキャスで触れた話題のひとつ。
「オフラインイベントに参加することの意味」
私は観劇が好きです。
滅多に行けていませんが,観劇に行けたときのことは比較的強く記憶に残っています。
昨今,良質なエンタメを,安価に,なんなら無料で,自宅でもどこでも,無制限に消費できるようになっています。
それは,映画,ドラマ,音楽,アニメ,マンガ,ゲームなどなど,多くのジャンルで同様です。
コンテンツを提供している企業は,「可処分時間(個人が自由に使える時間)」を奪い合うべく,常に競争しています。
それ故,最終回まで観たり,飽きたりしたとしても,すぐに次のコンテンツが投下され,また次の可処分時間を使うことになります。
そしておそらく,人が自由に使うことができる時間を一生分使ったとしても,消費しきることはできないでしょう。
私も,ご多分に漏れずエンタメ好きな人間なので,作業の合間や休憩中,特にストレスフルな状態に置かれると,エンタメを消費するようになります。
最近は特にアニメを垂れ流すことが多いのですが,気がついたら一つの作品を最終回まで流しており,次へ,また次へ,延々とドリフトしています。
しかし,そうして消費したコンテンツは,自分にとって何をもたらすのか,ということを時々考えて虚しくなります。
その理由として,
1:ほぼ印象に残っていないから
2:貴重な記憶資源を食いつぶしているから
ということが挙げられると思っています。
思い入れのないエンタメ消費は,楽しくないとはいいませんが(たまに自分に刺さる作品に遭遇して感動するということは起こり得る),少なくとも,リッチな体験ではないだろうな,と思うのです。
ただ,上述のような体験を経ることで「自分にとってリッチな体験とはなんだったのか」を再確認することができます。
私の場合,リッチな体験とはなんなのか。
それは,外出するための準備をする,現地に足を運ぶ,実際に人と会う,という体験なのかもしれない,と最近は思っています。
これは,2020年から始まったCOVID-19による外出や対面交流の自粛もあっての感覚かもしれません。
どちらが良い悪いという判断は禁物ですが,自宅で自由にエンタメを消費できるようになった今だからこそ,消費するために準備や労力が必要な観劇のようなエンタメにも積極的に触れるようにして,バランスを取ることも大切だろう,と思います。
ちなみに私は「劇団☆新感線」が大好物です。
IHIステージアラウンド東京で観た「髑髏城の七人」は最高だったなぁ。。。
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