バリスタにとって、秤(はかり)はとても大切な商売道具である。
なぜなら、コーヒーは1g単位で味わいが変化する(エスプレッソだと0.1g単位)世界一繊細な飲物だから。
ということは、たった1gでコーヒーは美味しくも不味くもなるということ。
それほどバリスタにとって、豆の量やお湯の温度、さらには抽出時間を正確に「はかる」ということは大切な作業である。
なぜそこまでするのか?
それはバリスタがコーヒーリレーのアンカーだから。
コーヒーは生産者達の夢や想いを乗せて、遥か海の向こうからやってくる。
その原料を使い、我々バリスタが
「美味しくコーヒーを淹れる」
それがお客様だけではなく、生産者やコーヒー産業に関わる人々への感謝のしるし。
コーヒー業界では、「正確にはかる」それが愛なのだ。
金子トモヤ
金子 トモヤの写メ日記
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想いをはかる、それが愛金子 トモヤ