おはようございます。中野です。
いきなりちょっと難しい言葉を使ってみましたが
これは要は「上辺しか見てない」事を意味しています。
先日、データ分析のためにサンプルを集めていたのですが、今まではターゲットを絞って収集しても思ったように数が集まらず、上司にやり方を変えた方がいいと言われ試行錯誤していたところ、サンプル数が伸びてきました。
その結果をみて、上司は褒めてくれましたが
サンプル数は増えたものの、実はターゲット層が全く違うためそのサンプルはデータとしてまったく使い物にならないことを上司は気づいていません。
中身を見れば一目瞭然なのですが…。
それすら見ることもなく、総数だけで判断し賞賛する。
この調子でがんばっていこう!なんて鼓舞したりして。
上司は自分のアドバイスが功を奏したと思っているでしょうが、
僕らはその上司からの賞賛や鼓舞になんの意味を持たないことを知っています。
使い物にならないサンプルをただ集めるというのはとても不毛な時間ではありますが、そこからターゲット層も巻き込めるようになれば無駄にはならないという思いでがんばっています。
馬に乗りながら花を見ても花のことは理解できない、
それが「走馬看花(そうばかんか)」だそうです。
「結果がすべて」を履き違えるとこうなってしまうといういい教訓でした。
忙しさを盾にして表層だけ見て中身を見ようともしない。
きちんと中身をチェックするのも「仕事」です。
中野は上辺だけでなく、きちんと中身と向き合えるような人でありたいです。
本質を見極める、ってなかなか難しかったりしますがそれでも見ようとするのとしないのでは大きく違います。
少なくとも中野は前者でありたい。
そう思った朝でした。
中野 睦月の写メ日記
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走馬看花。中野 睦月