前々から気になっていた企画展、「トランスレーションズ展-『わかりあえなさ』をわかりあおう」に行ってきました。
情報学研究者のドミニク・チェン氏をディレクターに迎えて、あらゆる「翻訳(≒トランスレーション)」に関係する企画展示がされており、言語の翻訳は勿論のこと、例えば目の見えない人に対してスポーツの様子を「翻訳」する展示や、人間以外の生物と意思疎通を図る技術の展示もされていました。
展示会のタイトルにもある「『わかりあえなさ』をわかりあおう」って、個人的にとても大切なことだと思っていて、それは時には相手と「わかりあう」事よりも有用である気がしています。
十人十色って言葉もある通り世界には様々な思考の人間が居るわけで、どうやったって相互理解が難しい人も多いじゃないですか。そんな時に、「何としても理解しよう」と無理するでもなく、「理解する事自体を拒否する」でもなく、「『わかりあえなさ』をわかりあおう」とする態度ってとても良いじゃないと思うのです。
完璧な相互理解ってのは恐らく不可能なので、その「理解できなさ」も抱き合わせる形でわかりあえたら、少し良い世界になるんじゃないかと思いながら展示会場をフラフラしてました。
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@spawhite_nao
1週間スケジュール
15日(火)×
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なおの写メ日記
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トランスレーションズ展なお